さすがNY。先週末は20度を越える陽気だったので、コート+ジャケットを一気にクリーニングに出した週明けに、なんと摂氏ゼロ割れですよ。このボラタイルっぷり、尋常じゃありません。今はただ、春の到来を信じて花を開かせた木々とともに、コートのない我が身を嘆くのみ。
気分が落ち込んだところで、お客様方々とランチです。お出掛けした先は、夏から秋へ季節がシフトしつつあるブラジルの料理を提供するイパネマ。リトル・ブラジルと呼ばれる46丁目と5aveと6aveの間に位置する、マンハッタンの中心部にあるレストランです。NY市内に腰をすえて、もう20年以上の歴史を誇るんですよ。
↓店内奥は、アマゾンの自然そのままの野生的な趣き。中に入らないと分かりません!
ブラジル料理といえば、シュラスコ!!シュラスコといえば、串焼き料理として日本でも親しまれてることかと存じます。荒塩でじっくり焼き上げたボリューミィーで、ジューシーな、あの逸品。ランチでは、ご想像されるような串焼き姿では登場しませんでしたが、味わいは串焼きそのものの豪快さ。ポテトチップ風に輪切りにされたフライド・ポテトとファロッファと一緒にいただきます。ファロッファとは、タピオカの原料となるキャッサバの粉末。きなこみたいな味がするそうですが、これはアルカリ性が強く、酸性であるお肉の消化を助けるといいます。
↓豪快なお肉の右横にちょこんと乗ってあるのが、ファロッファ。
お肉はちょっと・・という方々にも、こちらのお店はやさしいです。ティラピアをはじめ、モンクフィッシュ=あんこうをはじめ、スウォードフィッシュ=メカジキ、コッド=たら、などなどがご用意してあります。ご想像のようにサイズは日本の2倍近くありますけど、あえてヘルシーに決めたいならお魚を選んで午後の仕事に備えたいところ。
↓ティラピアは亜熱帯に生息する淡水魚。鯛に代用されアメリカではどこでも見かけられます。
もちろん、シーフードも満載です!私がチョイスしたのはロブスターを筆頭に海老、ムール貝、ほたて、ハマグリを贅沢に使ったシチュー風の逸品。これ、お鍋一個分がお一人様用なので、運ばれてくる姿をみるのも圧巻なんです!!全部は食べられないよな~なんて考えてると、甘かった・・・ご飯といただくと、バターの風味と海の出汁が奏でるハーモニーに身をゆだねるあまり、気がついたら鍋の底が見えてました・・。
↓ロブスターの一番おいしい部分、爪もしっかりスープの中でいい仕事してます!
ブラジルの味を満喫できるお店なだけに、地元民がいらっしゃるんですよね~。私の真後ろには、30代後半と思しき細身の女性が、がっつり2人分はあろうかというボリューム満点のチキンをお一人様でむさぼっておりました。ウェイターさんとのお話がポルトガル語だったので、明らかにブラジル人。平日のお昼に20ドル近くもするランチを横長~いお皿にどさっと詰め込まれたライスまで完食してしまうくらいですから、このお店の味が確かさが推し計れるというものです。
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アメリカ人がタブレットを使うときー、●●してるときー♪