ニューヨークのランドマークとして名高いタイムワーナーに、2つもの店舗を有する和食の雄、MASA。7年間NYに住んでいて、初めて挑戦です。さすがにMASAは敷居が高過ぎて・・・まずはBAR MASAからお試しということになりました。
運命の財布を求めSaksやバーグドルフ・グッドマンなど、高級百貨店おを巡ったものの惨敗に終わり、お腹が空いたところでウォークインしたんですが、週末だというのに難なくOK。テーブルをゲットです。午後7時をすでに回っていたというのに、意外でした。席を埋める方々も、白人系の方が優勢。アジア系は観光客と思われる中国人と、アジア系アメリカ人のカップルで、日本人はゼロでしたね。
↓和の粋をアピールしたつもりかもしれませんが、店内は非常に味気ない。
たまたまだったのかもしれませんが、テーブルをめぐるウェイトレスの方もアメリカ人オンリーで、日本人からのキメ細やかなサービスを受けることはできず。しかもたった一人でテーブルをさばいているので、いちいちオーダーするのに時間がかかるんですよね。しかも一人で職務を全うする疲労感から、接客する際に笑顔も愛想もまるでナシ!!一杯のドリンクが25ドル以上と、360度のパノラマを提供するスタンダード・ホテル最上階Top of Standardを上回る価格設定な割に、残念なおもてなしで酔わずにはいられなくなります。
ジンジャー・シソ・モヒートは口当たり良く、ノド越しすっきりで確かに結構なお手前でした。私が2杯飲んだミカン・アガベは、「ドン・フリオ1942」と、創業60周年を記念した逸品で作ったカクテルでしたから、28ドル也!!「ドン・フリオ1942」といえば、アメリカでも81ドル=6561円なだけに、飲む前に目が回ってしまうお値段です。確かにテキーラのガツンとしたパワーよりも、至高のまろやかさが魅惑的・・・とはいえ、気がついたらリンクだけで100ドルを軽くオーバーしちゃいました。
↓ジンジャー・シソ・モヒートは、クラッシュ・アイスで清涼にいただきます。
お料理はカラマリに始まり、北京ダックとフォアグラのライス、タコのグリル、スパイシー・ツナ、甘エビにウニの外巻、それからカンパチ、甘エビ、ひらめ、イクラをお寿司で2つずつチョイス。カラマリはてんぷら風味でカラッとサクサクでお酒との相性バッチリでしたよ。北京ダックとフォアグラのチャーハン風も、濃厚なお味がたまらない。タコのグリルは記憶に残っていなかったので流すとして・・・お寿司はといえば、可もなく不可もなく。1ピースが8ドル以上の価値があったかというと、納得しかねますね。
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↓小ぶりのサイズは一口サイズで個人的には食べやすい。しかし、特筆すべきかというと・・。
せめてウニの巻きが舌に絡みつくまったり感だったことが、幸いでしたが・・・。Yelpやシティサーチでの評価では5段階中3.5だったのも、十分理解できます。お財布に十分余裕があればぜひトライなさってもよいかと思いますが、ここで300ドル支払うのなら、考え直してください。ここはレストランひしめくニューヨーク、夜景が楽しめ、インテリアにもムードが漂い、サービスも丁寧で、かつほっぺたが落ちてしまう食事を200ドル以下で提供してくれる場所があることをお忘れなく。
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