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卒業式の伝統は、空のかなたへ消えていく・・

by • June 26, 2012 • Out & AboutComments (0)1559

Graduation ceremony in Brooklyn

週末は、家人のファミリーの卒業式へ出かけてきました。有名大学の卒業式がモーターショーなど展覧会が開催されるジャビッツ・センターで盛大に執り行われたように、公立高校の卒業式とはいえ、とある大学の前庭が式の舞台です。
かわいそうだったのが、この日の温度が40度近いこの夏一番の真夏日だったこと。卒業式のシンボルである博士帽にケープをまとっているだけに、暑さもひとしおでしょう。途中で何度か脱水症状に陥らないよう、わが子に水が入ったペットボトルを手渡す父兄さん、何人もいらっしゃいましたよ。

初めてアメリカの卒業式に出席して、時代が変わったなぁ~と実感した瞬間が、2回ございました。ひとつが、式の様子をカメラに収める父兄の姿。写真を撮影するご家族がデジタル一眼レフを利用していらっしゃるのは想像通りでしたが、iPadで撮影していらっしゃるお母様がいらっしゃったんですよ~。パッと見たところお一人でしたが、日本でもタブレットをかざす姿をよくみかけるのでしょうか?
↓手前左側で、タブレットをかざしている黄色い服の女性を確認できますよね。

My Big Apple

式の進行で生徒代表の挨拶、政治家の演説、そして生徒一人ひとりが名前を呼ばれて卒業証書を受け取るのも、すべて日本の通り。名前を呼ばれた生徒が音楽なしにも関わらず、大きなステップを踏んで華麗なダンスを披露しているのは、アメリカらしかったですけどね(笑)。
もうひとつ、驚いたことは・・・卒業式の定番ともいえる博士帽投げがまばらだったこと!卒業生が掛け声に合わせ空に向かって投げ飛ばす・・・なんてイメージを抱いていたものの、式の終わりにまばらにとんだ程度でした。残念です。卒業生のお嬢さんに質問したところ、「ケープも帽子も、全部記念にキープしたいの」ですって。そういう人が増えたんでしょうね~。あとは帽子の角が落ちてくる瞬間に目などに落下して怪我をするのを防ぐため、防止投げは奨励されていなんだとか。そう言われると、仕方ない気がしますね。
↓帽子が飛んだのは、ご覧の通りで味気なさが残りました。
My Big Apple

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