Breastaurant – A restaurant, such as Hooters, that serves both food and breasts.
小売売上高で、個人的に注目している項目があります。それは「外食・飲食」。5月こそマイナス0.2%でしたけど、前年比では堂々の7.5%増なんですよね。もともとアメリカは外食が盛んなだけに、景気が鈍化しようがなんだろうが、この項目は何気にしっかりしてます。
外食産業がにぎわいをみせるなか、以前に紹介したことのある「ブレストラン(Breastaurant)」=レストランと露出度の高い女性のはちきれんばかりの胸が売りのレストランが、相変わらず大盛況なんです。「ツィン・ピークス(Twin Peaks)」なんて、俗語で女性の乳房をズバリ差す身もふたもないレストランの名前のレストランなんて、売上が2011年に35%増の4400万ドルという驚異的な数字を叩き上げました。
↓チェック柄のシャツが爽やか~。
かくいう私も、今年は初めて元祖ブレストラントの「フーターズ(Footers)」にお客様をお連れしましたっけ。まだ20代でいらっしゃいましたから、喜んでいただいてホッとした記憶がございます。男性にとってはビール片手にスポーツ観戦、さらにセクシーなコスチュームの女性が接客してくれるとなれば、最高でしょう。最近は食べ物にもこだわりを見せ始めているんですから、なおさらオイシイでしょうね。
個人的には、「ブレストラン」を支えるウェイトレス需要が高くなっていることも、ブームの一助になっているのでは、と想像してみたり。基本的にブレストランでの肌もあらわな格好で接客するわけですから、顔の美醜だけではなくプロポーションも問われますよね?ですから厳しい面接を勝ち抜いてウェイトレス職をゲットすることに、誇りを感じてきているのではないかと・・・。かつてはブリトニー・スピアーズ、今はリアーナやケイティ・ペリーなど、セクシー・アイドルが奇抜な衣装で観衆をにぎわせてくれているので、女性にとって肌を見せる抵抗がグッと減ったでしょうし。挙句の果てに、本番ビデオでセレブの仲間入りしたキム・カーダシアンもいますから、肌の露出くらいお茶の子サイサイかと。
それにハロウィーンで飽き足らず、やれ「マーメイド・デー」だ、レイブ・イベントの「Electric Daisy Carnival(EDC)」だとか、あらゆる機会をとらえてコスプレに走りがちな昨今。ブレストランはシーズンやイベントごとに衣装が変わるといいますから、働きながらコスプレに励めるというのも、なかなかオツなのかもしれません。
↓セントラル・パークで、ご覧のように水着で日焼けなんて朝飯前ですし。
↓EDCで、この程度のコスプレじゃー目立てませんよ!
財政的な事情も背景にあるでしょう。大学を卒業してもろくな職にありつけず、ローンばかりがうず高く積もるのみ・・となればウェイトレス職を探す女性が増えるのも、むべなるかな。かくいう友人も、コミュニティ・カレッジを卒業後にスポーツBARでウェイトレス稼業に精を出してますし。どうせ働くなら楽しく!というわけで、ブレストランを選ぶ女性が増えてきているんですかね~。
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