Markozy is in the house…in the heart of East Village.
5月のフランス大統領選挙でオランド仏大統領が誕生し、サルコジさんは敗北という辛酸をなめました。少なくとも、メルケル独首相とサルコジ前仏大統領のホットライン、別称Merkozy(メルケル=Merkel、サルコジ=Sarkozy)は消滅したわけです・・・政治上では。
ところが。
NYではメルコジがいまだ健在してました!スペルは「Markozy」に変わりましたけどね。なぜなら、80年代にスタートした長寿ドラマ「フルハウス」に子役で名を馳せたメアリー=ケイト・オルセンとサルコジ前仏大統領の義理の弟であるオリヴィエ・サルコジのカップルを指すから。Mary-Kateなんで「Mer」ではなくて「Mar」となるわけです。年齢差は実に、16歳!!米大手PEカーライル・グループに在籍するオリヴィエ・サルコジの元奥様は「グロテスク」なんて、酷評してました。年齢差だけでここまで言われるのは可愛そうですが・・・。
娘を2人抱えて歩いているみたいですが右だけで、左こそガールフレンドのメアリー=ケイト。
この2人、最近のNY不動産市場で話題を独占してるんです。それもそのはず。オリヴィエが2人の愛の巣として、123 East 10th Streetにあるタウンハウスを1棟お買い上げしたから。お値段、625万ドル(4億9600万円)也!!5ベッドルーム、4つのバスルーム、さらにNYで高級住宅の証である暖炉にいたっては12個ございます。
クラシックに洗練されたリビングルームでは、英国風ティータイムを味わいたい。
ウォールストリートの貴公子とハリウッドのセレブリティのパワーカップルなだけに、ただのタウンハウスではありません。築146年の瀟洒なお屋敷は、アメリカが誇る建築家ジェームズ・レンウィック・ジュニアの作品。レンウィックといえば、ご存知5thアベニューに建つNYのランドマーク、セント・パトリック大聖堂のほか、ニューヨーク証券取引所のファサード、そしてワシントンDCのスミソニアン協会本部を手掛けたことで知られておりますね。
おまけに、このタウンハウスにはオチがあるんです。メアリー=ケイトが二卵性双生児であることをなぞらえているかのように、そっくりそのままの形式で建てられたタウンハウスが、すぐ横125 East 10th Streetに存在するんです。ねらったんでしょうか・・。歴史的価値に目をつけた点では、さすがPE勤務のオリヴィエちゃん!と思ったら、メアリー=ケイトの勧めだったというのも納得です。
彼らが愛をはぐくむ邸宅は日本の居酒屋から和食レストランが集中するセント・マークスに近いので、この辺りをぶらついていたらMarkozyにバッタリ遭遇!の可能性は高そうです。
しかし過去最低を更新する住宅ローン金利に反比例して、最近のNYの不動産市場はバブルの極みですよ。だってブルームバーグが17日に報じたように、マルチミリオンの物件が飛ぶように売れてるんですから。オリヴィエがご購入した625万ドルのタウンハウスなんて、子供だましみたい。だってゴールドマン・サックスのブランクファインCEOやオスカー俳優デンゼル・ワシントン、イギリスが誇るアーティストのスティングなど錚々たるメンバーが所有する超高級コンドミニアム内にある物件についたお値段は、9500万ドル(75億3350万円)ですよ!!
61丁目と62丁目の間にそびえます。写真では一番左の二重構造のコンドです。
セントラル・パークを見下ろすだけでなく、コロンバス・サークルにほど近いという好立地であることは間違いないですが・・・。周辺地域の平均価格の1730万ドルを5倍以上も上回るって異常ですよね。低金利で住宅ローンが組みやすいから、なんていう人もいますが、キャッシュでご購入していく方々も少なくないから、さらにド肝を抜かれます。
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