First Ladies : 50 Years Of Inauguration Fashion.
米大統領就任式で注目を集めるのは、大統領ご本人だけではありません。ファーストレディの姿も、熱い視線を浴びることになります。就任式より以前にしめやかに行われたオバマ米大統領の2回目となる宣誓式でも、ミシェル夫人の前髪デビューに騒然となったものです。
麗子像を連想させるオカッパ姿が初々しい。ドレスはアメリカ人デザイナーのリード・クラッコフ。
ハリウッドでは、ドラマ「GLEE」のリア・ミシェルやら歌姫テイラー・スウィフト、前髪ラッシュですからね。スーパーボウルのハーフタイム・ショーを飾るビヨンセも、前髪での登場回数増えてます。
ファッショニスタのリクエストからか、こちらが拍手喝采の仕事をしてくれました。就任式の夜のフィナーレを飾る舞踏会。選ばれし者みが足を踏む舞台での、ファーストレディのファッションを追っております。
以下、同サイトが紹介した歴代ファーストレディのドレス一覧。お楽しみあれ~。(注意;2期当選した場合でも1枚しかご紹介しておりません。ご理解のほど宜しくお願いいたします。)
ジャクリーヌ・ケネディ
→ベルグドーフ・グッドマンのイーサン・フランコーとジャッキー自身のコラボ。すでにファッション・アイコンだっただけに自身の見せ方を十分熟知していた証拠です。
31歳と、歴代で最も若いファースト・レディの一人として就任式に臨んだジャッキー。
クラウディア・アルタ・’レディバード’・ジョンソン
→デザイナーは、1961年公開の映画「エル・シド」でアカデミーで美術賞の候補に上がったジョン・ムーア。
ケネディ暗殺1ヵ月後の式典だっただけに、華美になり過ぎないよう配慮した様子が伺えます。
パトリシア・ニクソン
→デザイナーはカレン・スタルク・フォー・ハーヴェイ・ベルリン。ハーヴェイ・ベルリンがデザイナーのカレンを擁して展開し、50年代のビンテージ・ファッションを彷彿とさせるデザインが代名詞。
目に飛び込んでくるカナリア・イエローが明るい未来を象徴するかのよう・・でした。
ロザリン・カーター
→デザイナーはメアリー・マティス・フォー・ジメイ。少なくとも過去50年間で最も政治的なメッセージ溢れたドレスといっても過言ではないこのドレス。クラシカルで優美なドレスはお値段が張りそうなんで、どこに政治的配慮が隠されているかと思うでしょ?実はこちら、カーター大統領がジョージア州知事の就任式で着用済みのものを着回しているんです。当時はアメリカが石油危機やら景気後退に見舞われていただけでに、大統領の良妻たる究極の選択だったかと。
ファースト・レディのファッション史に、新たなページを刻み込んだ瞬間。
ナンシー・レーガン
→デザイナーは20世紀のアメリカが誇るクチュールの巨匠ジェームス・ガラノス。元ハリウッド俳優の妻らしい斬新なワンショルダー、実はすでにジャッキーが挑戦済みでした。
大統領就任式というよりは、レッドカーペットを連想させる一枚。
バーバラ・ブッシュ
→デザイナーはカナダ出身のアーノルド・スカッシ。アーノルドといえばヒラリーのほか両ブッシュ夫人、古くはアイゼンハワー夫人など共和党、民主党問わずファンの多いドレス作りの旗手。ハリウッドではエリザベス・テイラーにも愛されました。
ヒラリー・ロドハム・クリントン
→デザイナーは1期目がサラ・フィリップスのレースが印象的なドレス、2期目はオスカー・デ・ラ・レンタで正統派にキメました。1期目は青と赤のブレンドで作る紫、2期目には中立色といえるゴールドでゴージャスに登場。
サラ・フィリップスは、アーカンソー出身で当時無名のデザイナーでした。
ローラ・ブッシュ
→デザイナーは1期目が地元テキサス州のデザイナー、マイケル・フェアクロスで深紅。2期目はご存知オスカー・デ・ラ・レンタで白地のシルバーで出席。
2期目は共和党カラーをチョイスせず。デザインは1期目と同じくVカットのシンプルなものでした。
ミシェル・オバマ
→デザイナーは台湾とカナダの国籍を持ちNYで活躍するジェイソン・ウー。赤と青ではなく、星条旗の素地にあるホワイトを選択。
J.Crewなどアメリカ人ブランドがヘビロテかと思いきや、当時は非アメリカ人ブランドだったんですね。
2期目となる就任式・舞踏会ではミシェル夫人、どんな衣装であっと言わせてくれるのか、楽しみです~。
【追記】
2期目の就任舞踏会、ミシェル夫人のチョイスはこれ!!
1期目の2009年で装った、ジェイソン・ウーのドレスをまとってきらびやかに登場です!就任式こそ2人の娘とコーディネートして赤と青の混合色である紫を選びながら、自身は民主党カラーのブルーを押し出しましたよね。舞踏会では共和党カラーを着こなし、バランスを取ったかたちと言えそうです。
日本人の私からしてみますと、お見事な紅白仕様でめでたいなぁと感慨にふけってしまいました・・・(笑)。
ジェニファー・ハドソンの歌声で踊る恒例のダンスでは、ご覧のようにスマートフォンを手に写真あるいはビデオの嵐!iPhoneとギャラクシーのどっちが多いのか、確認したい衝動に駆られるのは私だけでしょうか。
大画面で決定的瞬間を捉えられるよう、横に据えて撮影しているのがポイント。
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