The Next Youtube Sensation : Harlem Shake.
2012年は韓国人ラッパーPsyの「江南スタイル」がユーチューブで驚異的なヒットを叩き上げ、話題になりました。
ユーチューブといえばジャスティン・ビーバーを発掘した無料の動画共有サイトであり、次世代のセンセーションが眠る宝庫でもあります。2013年が幕を開けてまもなく、早くも次なるブームが産声を上げました!
その名は・・・「Harlem Shake(ハーレム・シェイク)」!!
ヘルメットをかぶった男性がビートに合わせ、両手をコの字型に曲げ腰を使ってバウンスさせたかと思ったら、皆が一斉におバカで奇抜な出で立ちで一斉にダンスしまくるという、シンプルながらクレイジー過ぎてお腹を抱えて笑ってしまうビデオです。もともとはFlithy Frankが投稿したビデオを真似た作ったSunnyCoastSkateによるビデオ、16日NY時間午後10時現在、ヒット数は997万2363件と、2月2日にアップロードされてから驚異の再生回数を誇ります。このビデオを皮切りに、多くの人々が自分達のバージョンのビデオを投稿するほど、全米でブームが広がってるんですよ!
11日時点で、1日当たりのスピンオフは4000件以上です!!
「ハーレム・シェイク」の熱狂は、一般人だけでなくセレブにも広がっております。ビデオの日本でもお馴染み、「アメリカン・アイドル」の名物司会者ライアン・シークレストをはじめ、CNNの顔でもある司会者アンダーソン・クーパーもブームに参戦!政治コメディ番組のホストであるリベラル寄りのジョン・スチュアート、保守派のスティーブン・コルバートも同じアホなら踊らにゃソンソンとばかりに、両手を上げてます。ハーレム出身のラッパーであるアジーリア・バンクスも、満を持してフィーチャーしてますね。
ライアン・シークレスト版はこちら、キムKの妹ケンダルとカイルも踊ってます。
アンダーソン・クーパー版、本人は恥ずかしいのかプライドが許さないのかハジけきれず。
他の有名人バージョンは、こちらでチェックしてみて下さいね。
ビデオはともかくとして、曲について調べてみました。こちら、DJでプロデューサーでもあるBaauerが2012年2月にリリースした作品。ドラマ「24」のファンならピンとくるでしょう、主人公のジャック・バウアー(Jack Bauer)をかけたかのようなネーミングなんです。あえて「a」を重ねて、完全にパクらないのがポイント。出身地がハーレムか、ですって?曲のタイトルに騙されてはいけません。弱冠23歳の彼は、ハーレム出身ではなく、ブルックリン出身。本名はハリー・ロドリゲスといいます。
Baauer、かつては本名をもじってキャプテン・ハリーと名乗っておりました。
オープニングに飾る歌詞がCon los terroristasですから、苗字をみてもヒスパニック系かラテンの血が混じっているのかと想像しつつ・・。英語に訳すと「With terrorists(テロリストと一緒)」なんです!なぜ、わざわざ物騒な言葉が挟み込まれているの??
謎に迫るには、オリジナルを紐解かねばなりません。
「ハーレム・シェイク」はPlastic Littleの「Miller Time(ミラー・タイム)」をサンプルとしており、他ならぬBaauerも認めております。原曲の作者ジェイソン・ムッソン(Jayson Musson)は、約10年前にフィラデルフィアで芸術学校の学生をしていた頃、ストリート・アートであるグラフィティを抹消しようとジェイソンの作品に上塗りする男性を発見。瓶で殴り合う大ゲンカにいたり、グラフィティを賭けた当時の乱闘を歌にしたというワケなんです。だからこそ、原曲には「And if you bring a forty bottle to battle me/I’ll just punch you in the face/Then do the Harlem Shake(オレと争うのに40本の瓶を持ってくるなら、殴ってやるぜ、それからハーレム・シェイクしてやる)」という歌詞が盛り込まれるんです。
そう、タイトルの「ハーレム・シェイク」は、ここから来てるんですね。
Baauerも、ご覧のように認めております。
日本でもハーレム・シェイクの波が襲うのでしょうか??
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