China’s First Lady Has Something In Common With Michelle.
BRICS首脳会議が26-27日開催されました。
個人的に気になったのは、このニュース。
「BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)諸国は26-27日に首脳会合を開き、通貨危機向け基金を1000億ドルで創設することに合意した。ブルームバーグが27日に報じている。ロシアのシルアノフ財務相は、南アのダーバンで行われた記者会見で中国が中心になった出資すると発言。関係者によると4割に相当する410億ドルを中国が、ブラジル、ロシア、インドはそれぞれ180億ドル、残りの50億ドルを南アが負担するという。」
中国がBRICSの事実上の元締めになるようです。
BRICS首脳会議では内容もさることながら、習近平・国家主席の妻、ファーストレディの彭麗媛夫人も話題をさらいました。さすが国民的歌手なだけに、優雅な身のこなしと洗練されたファッション・センスにメディアは釘付けになったんです。
麗しい姿にカメラが集中したのは、話題不足だったというワケでもないでしょう。
メディアの反応はといいますと。
ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙は「China’s First Lady Strikes Glamorous Note(中国のファースト・レディはあでやかな装いで登場)」、タイムズ誌は「China’s First Lady Sparks Fashion Frenzy(中国のファースト・レディはファッション熱の火点け役に)」、英ガーディアン紙も「China’s first lady steals limelight on overseas tour(中国のファースト・レディ、外遊でスポットライトを奪う)」と、そろって絶賛しております。日本ではフォーサイトが、頭のてっぺんから爪先まで徹底して計算し尽された彭夫人の「ただ者ではない」ファッションへの気概と気合いを分析してくれてますね。
彭夫人のファッション・アイコン化が進むなか、対照とされているのは世界の番長もといアメリカが誇るミシェル・オバマ夫人です。2009年3月号に続き、2013年も春の到来を告げるかのように4月号の表紙を華やかに飾りました。
前髪を作ったのは、「ミドルエイジ・クライシス」のせい。仲良しアナ・ウィンターの受け売りかと思いました。
一方で、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙はブログ版で、「In China, First Lady’s Fashion a Sensitive Topic」と題し、彭夫人のファッションが神経質な問題と化していると指摘しているんです。夫人のファッションには検閲が入っており、同国で最も人気のあるツイッターに似たプラットフォーム、新浪微博は「彭麗媛さんと同じアイテム」、「ファーストレディーと同じアイテム」などの検索をブロックしたとか。宣伝当局は彼女を利用するより、習主席より目立っては困るという事情と考えているんですって。新体制への移行に伴い、モダンかつスマートな中国という看板にもってこいだと思うんですが・・。
ファッションの表舞台で活躍するかどうかは別として、ミシェル夫人と彭夫人の共通点はといいますと・・。国産ブランド嗜好でしょう。
彭夫人が国産ブランドを好むとあって、外遊する姿が報じられてから同国の国内服飾メーカーの株価は急上昇。中国の既存のエリート層は舶来品に大枚をはたいていただけに、望外の援軍を迎え入れたことになります。
半面、当の中国発・人民網はこんな慎重なニュースを届けています。
「国内ファッション・デザイナーの王培沂(Wang Peiyi )は2月にミラノで開催されたファッション・ウィークにて、中国本土出身者として初めてランウェイでのショーを展開する栄誉に与かった。イタリア版ヴォーグでも、王氏のフォトスプレッドを大々的に掲載した。それなのに王氏は中国本土では知名度はまだまだ低く、ブティックすらない」
彭夫人は少なくとも、国産ブランドに風穴を開けそうです。
王氏のミラノでのデビュー、アバンギャルド過ぎて彭夫人は着用できなさそうですけど。
個人的には、日本のファースト・レディである安倍昭恵夫人ことアッキーにもぜひこれだけ脚光を浴びてほしいです!
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