US Is Facing Above Average Hurricanes This Year.
日経平均先物はドル建てベースで490円安で引けを迎えており、不気味な兆候を呈しておりますが・・・。
ダウ平均は24日に序盤に一時94.87ドル安の15199.63ドルまで本日安値を更新したものの、プラス圏を回復し8.60ドル高の15303.10ドルで終了しました。米株の底堅さは、目を見張るものがありますね~。前日お伝えしたように、マーケット関係者が強気派も弱気派もそろって調整こそあれ相場急落を予想 していないので(個人的には気持ち悪いですが)、23日といい15200ドル割れで拾ってくる投資家が多いのでしょう。
嵐の前触れを予感していない市場関係者が少ない半面・・・密かなマーケットのかく乱要因はズバリ!「ハリケーン」かもしれません。
アメリカ海洋気象庁(NOAA)は、名称が付けられる熱帯性低気圧のアメリカ上陸につき、今年13件から20件に及ぶと予想してるんですよ!
そのうち7件から11件が「ハリケーン」に発達すると見込まれ、さらに3件から6件はカテゴリー3以上の大型勢力となるリスクをはらんでいるんです。つまり風速でいうと、秒速で50mから70m以上に及ぶこと必至な大型ハリケーンに直撃されるリスクが高いというわけ。1950年以降の約60年間の平均をみると熱帯低気圧は12件、ハリケーンは6件、カテゴリー3以上のハリケーンは3件でした。今年がいかに当たり年か、ご想像いただけるでしょうか。
今年ハリケーンが多発する予報が出た背景としては、1)西アフリカでのモンスーンの影響、2)大西洋とカリブ海での水温が平年以上、3)ハリケーンの醸成を防ぐエルニーニョ現象の不足--が挙げられてます。
ハリケーン「サンディ」がピーク時でカテゴリー3、最大風速が秒速約38mだったことを踏まえると・・寒気がします。2005年に破壊的な被害をもたらした「カトリーナ」は、カテゴリー5でした。カテゴリー5クラスのハリケーンがNYを襲撃したら、と思うと・・NY証券取引所が停止するどころの騒ぎじゃありません!ちょっと頭の隅に、置いておきたいところです。
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