Fashion Week Winter 2014 : Sexyback With The Color.
北極からの寒気団が渦巻くニューヨークでは、華々しくファッション・ウィークが開催されました。
2011年から常連だったスタイリスト兼デザイナーのレイチェル・ゾーがコレクションの発表をキャンセルするなど、ソチ冬季五輪の影響が懸念された一方、大寒波もナンのその。雪を掻き分けファッショニスタは今日もリンカーン・センターへヒールを鳴らしていたんです。
過去数シーズンを支配していたモノトーンにサヨナラ。今年のトレンドは、カラーが復活を遂げていました!見る者を釘付けにするヴィヴィッドなエレクトニック感が、ランウェイを軽やかに舞う。去年の角ばった80s風味と近未来が交差する不思議モードとは異なり、女性のショッピング魂に火を点ける愛らしくもセンセーショナルなデザインに、観客もウットリしたこと間違いナシ。さらにファーを多用しPETAに反感を買いそうなデザインに加え、レース、革、ヒカリものがムーラン・ルージュなセンセーショナルさを醸し出していました。
ヴィヴィアン・タムは、得意の斬新な色使いで華麗にノックアウト。
(出所 : fashionisers.com)
BCBGは、春の到来を連想させるパステルカラーとファーの合わせ技でキメる。
(出所 : shelookbook.com)
見る者の心を浮き立たせるデザインに消費者の心が動かされ財布の紐を緩めるかは今後、小売売上高が教えてくれるでしょう。
少なくとも、ここは楽観的です。
全米小売業協会(NAR)は、2014年の小売売上高を前年比4.1%増と予想。労働市場の改善と住宅市場の安定により、成長率が押し上げられ消費者が出費に鷹揚になると見込んでいます。
ひとまず極渦の影響を確認する上で、米1月小売売上高がどんな数字を示すのか。13日の日本時間午後10時半に、運命の数字が発表されます。
(カバー写真 : fashionista.com)
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