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ニューヨークのシングル男女比、都市伝説は本当?

by • March 13, 2014 • NY Tips, Out & AboutComments (0)7021

The Mystery Of Single Men And Women Ratio.

ニューヨークといえば、ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」に象徴されるように恋多き街として知られています。サマンサをはじめとした登場人物も顔負けの肉食系なんて、珍しくもなく。逆ナンなんてお手のモノ、アッと驚く離れ業を成し遂げるツワモノも存在します。

なぜNY市の女性は積極的なのでしょう?社会進出を通じ、キャリアウーマンが恋愛でも主導権を握り始めたから?男性が不甲斐ないから?いえいえ、もっとシンプルな理由があるんです。

問題は、男女比。

NY市に住んでまもない方々は、まず男女比率に疑問をもつんですよね。恋人・結婚相手に望ましい男性と適齢期の女性との比率は1 : 8とする諸説もあります。これがオーバーに聞こえないから、都市伝説化して一人歩きする有様なんですよね。

実際には、どうなんでしょう?

こちらでみたNY市の人口比率は、男性が47%に対し女性が53%となり確かに女性が優勢でした。一方で20—34歳の未婚の男女の人口は男性が74万2400人と、女性の 72万9500人を上回っているんです。

男女の人口で問題で浮かび上がってこないなら、何が男女比率のかい離を招いているのか。

カギを握るのが、地域です。

single-men-women-ratio
(出所 : nycedc.tumblr.com)

シングルの女性1人に対する独身男性の割合をみると・・・もっとも男性比率が低い場所がアッパー・イースト・サイド。地図上では女性1人につき「0.57−0.75」とありますが、要は女性2人に男性1人という男性にはたまらない環境なんです。他に恋人のいない男性にとっておきのエリアはグリニッジ・ビレッジ、ファイナンシャル・ディストリクトが挙げられます。

逆に女性1人につき男性1.7人と、女性の少ない地域こそクィーンズのジャクソン・ハイツ。マンハッタンまで約20分にあるこの場所ではインド系に始まりパキスタン系、コロンビア系、メキシコ系、中国系、韓国系・・あらゆる移民の方々が住んでいます。その他、クィーンズのフラッシングからブルックリンのベイリッジやコニー・アイランド、スタッテン・アイランドのサウスショアなど、マンハッタンから離れれば離れるほど男性の比率が高まるんですね。ブルックリン南部だとロシア系、ポーランド系、アルゼンチン系が多い印象。スタッテン・アイランドは、ヒスパニック系と黒人系が目立ちます。

治安上の問題やら、ソーシャル・ライフを充実させる理由から女性はマンハッタン住まいを好みがち。必然的にマンハッタンに住む男性を狙う競争率も高まり、肉食系へと変貌した・・・なんていうのは邪推でしょうか。

ちなみにニューヨーカーのアルコール消費額、1200軒と言われるバー向け出費額でみると8億5500万ドル(880億円)なんですって。全米平均を58%上回るなんて、自動車社会ではないと理由だけでは片付けられませんよね。

(カバー写真 : Flicker)

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