The Title Of The World’s Smartest City Goes To…
欧州が誇るスペインの超一流ビジネス・スクール、IESEが発表した「スマートな世界都市ランキング」。世界55カ国の135都市を10の項目に基づき選出しております。
評価対象とされる10項目は、以下の通り。
1)ガバナンス
2)都市計画
3)公共管理
4)テクノロジー
5)環境への配慮
6)国際的な取り組み
7)地域社会の団結
8)交通・輸送
9)人的資源
10)経済
ベスト20のうち、10都市と最も多くランクインさせた国・地域は欧州。次いで米国から6都市が顔をのぞかせます。アジアからは、3都市が食い込みました。ベスト10だけでみると、スイスが3都市選ばれ最も多いんですよね。一方で最下位の都市はドミニカ共和国のサント・ドミンゴ。図らずもワースト10のうち6都市が入ってしまった国は・・何とワールドカップの開催を6月に控えるブラジルでした。
では、気になるベスト20はというと・・・。
1位 東京(日本)
2位 ロンドン(英国)
3位 ニューヨーク(米国)
4位 チューリッヒ(スイス)
5位 パリ(フランス)
6位 ジュネーブ(スイス)
7位 バーゼル(スイス)
8位 大阪(日本)
9位 ソウル(韓国)
10位 オスロ(ノルウェー)
11位 フィラデルフィア(米国)
12位 ロサンゼルス(米国)
13位 ダラス(米国)
14位 コペンハーゲン(デンマーク)
15位 アインドホーベン(オランダ)
16位 アムステルダム(米国)
17位 シドニー(オーストラリア)
18位 ストックホルム(スウェーデン)
19位 シカゴ(米国)
20位 ボルティモア(米国)
早見表、大きな画面でご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
はい、東京が1位に輝きました〜。大阪も8位を獲得し、日本はベスト10に2都市も送り込みスイスに次ぐ快挙を成し遂げています!上記の10の項目のうち、東京は「人的資源」と「都市計画」でトップの座を射止めていました。優秀な人材の宝庫と認められただけに、都市づくりもスマートなんでしょうか。評価が低かった項目は「地域社会の団結」で、135都市中125位。1300万人もの人口を抱える巨大都市ならではの負の要素が浮かび上がります。
ロンドンとニューヨークが2位と3位というのは、予想通りでしょう。まもなく国内総生産(GDP)で米国から1位の座をもぎ取る見通しの中国はといいますと・・。北京が最高で62位、その後に上海が72位、広州が88位、天津が99位と続きます。環境ではPM2.5の問題が足を引っ張るでしょうが、今後どこまで躍進できるかお手並み拝見ですね。
(カバー写真 : toptravellists)
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