After Work Drinks To Dinner : A Whole Experience At Ink48.
Ink48といえば、48丁目は11アベニューとヘルズ・キッチンに佇むホテル。周辺はリーマン・ショック前後に建設されたコンドミニアムが立ち並ぶ。とはいえカーディーラーやら倉庫などが目立つ程度で、殺風景ですらあります。 だからこそ、開放的なマンハッタン景色を堪能できるというものです。 ルーフトップ・バー「ザ・プレス・ラウンジ(The Press Lounge)」に赴くと、オフィス上がりの方々がその日の疲れを癒すため集まっていました。西日を浴びながらハドソン・リバーからそよぐ風に髪を揺らし、グラスを傾けています。 私も、180度開けたパノラマとテキーラを存分に味わいましたよ。 お腹が空いてきたら、1階にあるレストラン「プリント(Print)」があなたを満たしてくれます。 同店は、NYでフレンチ最高峰の名を欲しいままにする「パ・セ(Per Se)」、ナパの「フレンチ・ランドリー(The French Laundry)」のオーナーシェフ、トーマス・ケラーに助言した輝かしい経歴を持つブロック・アンド・アソシエーツにプロデュースを委ねました。店内こそ、統一感に乏しく決してスタイリッシュとは言えません。ただしドミニカ出身のシェフのチャールズ・ロドリゲスが手がけるアメリカン・ヌーボーは、隅々まで素材を活かす努力を感じさせます。 スクワッシュのスープ、夏場とあってクリームの重みを排除する配慮。 ハーブのピューレが引き立つ、網焼きオクトパスは肉感たっぷり! ロングアイランド産シマスズキ、コーンの甘みとししとうの辛みを添えて。 ウェイトレスのサービスもさることながら、マネージャーらしい男性の接客が気持ちよかった。口に物を入れていないときを見計らって様子をうかがう姿勢は、ある程度のお店ならぜひ見習って頂きたい。気をつけたいのは、お通しのようなパン。そう、日本でのお通しと同じく別料金なんですよね。4ドル=400円程度で財布へのダメージはごく小さいながら、ひと言事前に教えて頂くだけで気持ちよくお会計できるというものです。
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