Jennifer VS Angelina : Which One The Golden Globes Snubbed?
第72回ゴールデン・グローブ賞のノミネートが発表されましたね。映画俳優組合(SAG)賞と合わせ、年の瀬を告げる風物詩。クリスマスと年末に観るべき映画をチェックするのに、とっても重宝します。
注目のゴールデン・グローブ、ドラマ部門の作品賞はこちら。
・6歳の僕が、大人になるまで(Boyhood)
・フォックスキャッチャー(Foxcatcher)
・ザ イミテーション ゲーム(The Imitation Game)
・セルマ(Selma)
・博士と彼女のセオリー(The Theory of Everything)
子供から少年に大人へ移り変わりを描くドラマ、ソウル五輪のレスリング・チームのスポンサーとなった大富豪ジョン・デュポンによる殺人事件、第2次世界大戦でドイツ軍の暗号を解く数学者、キング牧師が旗振り役となった公民権運動、スティーブン・ホーキング博士の数奇な運命・・・など、珠玉の作品が並びます。
ではドラマ部門の女優賞ノミネートはというと・・。
・ジュリアン ムーア、「アリスのままで(Still Alice)」
・ロザモンド パイク「ゴーン ガール(Gone Girl)」
・リース ウィザースプーン「ワイルド(Wild)」
・フェリシティ ジョーンズ「博士と彼女のセオリー(The Theory of Everything)」
・ジェニファー アニストン「ケーキ(Cake)」
おやっと思ったあなた。そう、90年代に爆発的ヒットを果たしたコメディ・ドラマ「フレンズ」のイメージが払拭しきれず、シリアスな役柄がなかなか回ってこなかったジェニファー・アニストンが候補者リストに名を連ねております。ドラマ部門ではコメディエンヌとしてエミー賞を数々獲得してきましたが、権威ある映画賞、しかもドラマ部門とは自身初の快挙となりました。ご本人も、感慨無量だったのではないでしょうか。
ジェニファーといえば、アンジェリーナ・ジョリーによるブラッド・ピット略奪劇の被害者としても知られますよね。メディアは当時、「チーム ジェニファーVSチーム アンジー」の構図で2人の対立を煽っておりました。あれから約10年。主演映画「Life Of Crime」のプロモーション活動をしていた矢先、アンジーとブラピの結婚式で話題まで横からかっさらわれる一幕もあったんです。
不遇続きだったジェニファー、遂にゴールデン・グローブ賞で雪辱を果たした格好です。だって、ジェニファーは女優賞にノミネートされましたが、アンジー監督2作目の「アンブロークン(Unbroken)」はゴールデン・グローブの箸にも棒にも引っ掛からず、ノミネートはゼロ。フランスで結婚式を挙げ、イギリスの移住を検討中のアンジー監督作とはいえ、選考者である外国人映画記者協会の会員にとって納得のいかない内容だったのか、キリスト教徒の観点からも批判が出たストーリーだったからか、けんもほろろだったのは興味深い。ちなみにIMDBでは6.5点と、ジェニファーが主演した「ケーキ(Cake)」の6.6点にもあと一歩、及びませんでした。
映画賞の先駆けとなるゴールデン・グローブ賞は、2015年1月11日に幕を開きます。
(カバー写真:Forbes)
Comments
FedからのXマス・ギフトは「相当な期間」の維持 Next Post:
原油安の余波?製造業のセンチメントに低下の兆し