Let’s Ride! Hundreds Of New Yorkers Gathered For This Music Icon’s Metrocard.
ソーホーの東側玄関口、ブロードウェイ・ラフィエット駅に数百人近い行列が出来上がったのは、冷気が残る4月18日のことでした。NOLITAとしても親しまれるその場所は、ロンドン生まれの世界的アイコンが真冬の2016年1月にこの世を去るまで住んでいたアパートの最寄り駅です。その人物こそアーティスト、俳優、画家などあらゆる方面で非凡なる才能をあますことなく発揮した、デビッド・ボウイ。ロンドンを出発点とした大回顧展の世界ツアーがブルックリン・ミュージアムで開催中であるにも関わらず、人々はなぜボウイゆかりの駅に集まったのでしょうか?
ご覧の通りの行列、比較的若い方々が多いような。
(出所:Twitter)
実は音楽ストリーミング大手スポティファイがMTAとコラボして駅構内をボウイでジャックしただけでなく、メトロカードも25万枚発行したのですよ!デザインはボウイのペルソナであるZiggy Stardust、Aladdin Sane、Thin White Dukeを含む5種類。メトロカードはチャージさえしていれば数年は使えるだけに、ボウイとの地下鉄ライフを楽しもうと老若男女問わずメトロカードを求めてやってきました。さすがボウイ、愛されてます!
ボウイのメトロカード、私も5枚そろえたかった・・。
気になるお値段は、往復分の値段の6.50ドル。内訳は乗車料金の2.75ドル×2に、メトロカード発行料の1ドルが上乗せされているため、このお値段です。
ボウイのメトロカードが6.50ドルとあれば、激安と判断する方も多いはずで、気になるのが転売ヤーの動向。こちらによれば、発売開始1週間も経たない間にeベイで入札にかけられていました。気になるお値段は、最高額で190ドル也。何だか、それでも安いような気がするのは筆者だけでしょうか。
ちなみに、20代を中心に熱狂的なファンを抱えるファッション・ブランド、スプリームがメトロカードとコラボした時には、転売価格が1,000ドルを突破したといいます。All The Young Dudesとは、価値観の違いを痛感せずにはいられません。
(カバー写真:Spotify)
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