Why Does Leo Have To Die In The Movies?
レオナルド・ディカプリオ主演の「華麗なるギャッツビー(The Great Gatsby)」、全米で公開中です。公開初週の週末で、米興行収入ランキングで「アイアン・マン(Iron Man 3)」に敗北を喫しながら2位に滑り込み、製作費1億500万ドル(107億円)のざっと半分である5009万ドルを(51億円)あっさり回収していきました。さすがレオ様マジック!
ミュージカルやSF大作でもないのに3Dの趣向を凝らしただけに、今作品はバズ・ラーマン監督にありがちな「派手過ぎ」、「仰々し過ぎ」、「大げさ」といった批判を一身に集めました。そうはいっても、禁酒時代の危険な香りと退廃的なグラマラスを存分に満喫できる豪華絢爛なエンターテイメント作品。ジャズ全盛期の時代にJay-Zのラップを合わせる演出も、ラーマン監督らしいご愛嬌でしょ。批評家がケナす半面、世間では「必見!」と評価する声も多いだけに、日本での成績も期待できそう~。
なんて、ここでは焦点はレビューではありません。
(以下、ネタバレに注意)
ふと私の頭をよぎったのは・・・。
なんでレオは、いつも死ぬんでしょ?
レオが出演する作品すべてではありませんが、ざっと記憶にあるなかでも
「クィック・アンド・デッド(The Quick And The Dead)」(決闘で銃弾に倒れる)
「太陽と月に背いて(Total Eclipse」(放浪の末の孤独死)
「ロミオ+ジュリエット(Romeo+Juliet)」(服毒自殺)
「タイタニック(Titanic)」(海上で凍死)
「ザ・デパーティッド(The Departed)」(射殺)
「ブラッド・ダイヤモンド(Blood Diamond)」(戦闘の末、死亡)
「J・エドガー(J・Edgar)」(自宅で死亡)
「ジャンゴ、繋がれざる者(Django, Unchained)」(射殺)
そして今作品。「インセプション(Inception)」では死んでませんが夢か現実か不透明で、「シャッター・アイランド(Shutter Island)」ではロボトミー手術を選択しますから、無事生還!とはならないわけですよ。
レオは一貫して金髪系モデル美女が好きで、今年のカンヌ映画祭でもファッション界の新星カーラ・デルビーニュを追いかけ撃沈してました。女性と同じく、作品を選びにも彼なりの美学があるのかもしれません。恋愛ものも含め、ハッピー・エンドの映画も極端に少ないですしね。シリーズ作品への匂いを嗅ぎ取ると、出演拒否する癖があったりして。女性も映画も、継続性に惹かれないんでしょうか。いずれにしても、彼の俳優としての魅力はファンでないワタクシにとっても不滅であり続けそうです。
乾杯の手元も表情も、年月を経て磨き上げられました~。
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