Dow Triple Digit Madness In June.
今週は6月の最終週。今年も半分が終わりを告げようとするなか、NYでも30度を超える真夏日が増えてきました。
そのせいか、相場のボラティリティも熱波にうなされたかのようですね。
本日こそVIX指数は低下しましたが、前日には6.4%も急騰し年初来初の20乗せにいたりました。
どれだけボラが高かったかといいますと。
CNBCによると、ダウ平均は6月中、24日までの16営業日に12営業日も3桁の上下幅を示現したといいます。
本日も100ドル高で引けましたから、17営業日中13回目となりますね。
2011年10月以来で最大となるのは確実で、当時は15回、その前の月である11年9月は16回でした。
2011年といえば、2011年といえば、債務上限引き上げ交渉が難航し格付け会社S&Pが8月5日に米国の格下げを断行した年でもあります。
9月にオペレーション・ツィストが発表されましたね。
同年にはスペインやイタリアでの飛び火が懸念され、ECBが8月に両国の国債買い入れを実施しました。
2011年ほど米国内・海外情勢が荒れたわけでもなかったのに・・。
あの頃の記憶が戻ってきたところで。
今後も乱高下が続くのでしょうか?
前週末のウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙のヒルゼンラス記者の報道に加え、
ダラス連銀のフィッシャー総裁やミネアポリス連銀のコチャラコタ総裁の発言を踏まえますと、
タカ派に解釈したマーケットを沈静化させようよFedは必至になっているようにみえます。
中国人民銀の流動性供給も、もちろん市場に安堵を与えたことでしょう。
ひとつはっきりしている大事なポイントは、債券相場のベアな見方が後退しつつあること。
PIMCOのビル・グロス創業者兼最高投資責任者(CIO)
「資産買入は後ろ倒しされるだろう。短期的には米国債が買いだ」
ダブルラインのジェフリー・ガンドラック最高経営責任者(CEO)
「向こう数週間で稼げる市場は、まさかの長期国債だ。経済指標が弱含みとなれば、再び国債を買い入れざるを得ない。インフレの兆候が視野に入っていないこともある」
→同氏はFOMC直前のCNBCのインタビューでバーナンキ議長が資産買入の縮小に言及すると予想しながら、この強気です。
債券に割安感が出てくるなかで債券相場の兵が息を吹き返しつつあるなら、米債利回り上げ幅を縮め米株相場のボラ低下につながるかもしれません。
あとは経済指標がどのような結果を示すか。まさに森川由加里の「ショーミー、ショーミー♪」ですね。
男女7人秋物語のテーマソング。夏は石井明美のCHA CHA CHAでしたね。
英語版だと、この後「あなたが私のこと本当に愛してるのなら(you really love me )」と続きますが、マーケットの神様は市場参加者に愛を与えてくれるのでしょうか。
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