掲題に関し、レポートをまとめたので以下抜粋で掲載いたします。
(追伸:S研究所副所長のY様 、またアイデアが被ってましたね・・、個人的に非常に光栄でございます。)
ワールドカップをみると、前回に準優勝に輝いたフランスがまさかのグループリーグ敗退となり、欧州の苦戦ぶりが目立つ。広告スポンサーでも同様に、ピッチを囲む広告枠に欧州勢の名前は少ない。南アフリカで開催されるため同国企業の名が連なるのは当然と言えるが、むしろサッカーの実力では世界から大きく水を開けられるインドが今年から協賛するほか、普段見慣れないブラジルや中国の企業の名前が並ぶ。まるで景気動向を現すかのように、ワールドカップの舞台にも新興国が台頭してきたと言えよう。
◇今年の昨年のワールドカップのスポンサー比較◇
2006年 2010年
エミレート航空(UAE)
ヒュンダイ(韓) セアラ(ブラジル)
富士フィルム(日) マヒンドラ・サティヤム(印)
東芝(日) イングリ・ソーラー(中)
ヤフー!(米) ネオアフリカ(南ア)
マスターカード(米) テレコム(南ア)
マクドナルド(米) FNB(南ア)
ジレット(米) BPアフリカ(南ア)
コカコーラ(米) MTN(南ア)
アバイア・ハードウェア(米) エミレーツ航空(UAE)
アンハイザー・ブッシュ(ベルギー) ヒュンダイ(韓)
ポストバンク(独) アグレコ(英)
Oddset(独) カストロール(英)
OBI(独) ソニー(日
ハンブルク・マンハイマー(独) ビザ(米)
EnBW(独) マクドナルド(米)
ドイツ・バーン(独) コカ・コーラ(米)
ドイツ・テレコム(独) アンハイザー・ブッシュ(ベルギー)
コンチネンタル(独) コンチネンタル(独)
アディダス(独) アディダス(独)
※ピンクの文字は2006、2010年ともにスポンサーを務める企業。
日、欧、米がシェアを落とすなか、今年の躍進組は、景気拡大の勢いをみせつける新興国だ。まずはインド。この国はサッカーのレベルこそ世界に遠く及ばないものの、その熱狂度は世界でも指折りで国内のリーグ戦あるいは国際試合では軽くスタジアムに10万人が詰め掛けるほどだという。そんなお国柄を反映してか、今回はIT大手マヒンドラ・サティヤムが世界大手と肩を並べワールドカップを支える。
ブラジルからは、食品メーカー第3位のマルフリグ・グループ傘下の食品加工業者セアラが登場。中国からは、ニューヨーク証券取引所に上場する太陽光発電設備メーカーのイングリ・ソーラーが、ワールドカップを明るく照らしている。
新興国で前年からスポンサーを務めるメーカーはUAEのエミレーツ航空とヒュンダイだ。特にヒュンダイは日韓が共同開催した2002年の成功もあり、スポンサー契約を2014年のブラジル大会まで続ける方針だ。同社は今回のワールドカップで、傘下のキアが放つサブコンパクト・カー「ソウル」に注力する。なお米国でのヒュンダイのシェアは2009年にて4.2%。足もとシェアが低下していると伝えられるホンダの9%台は下回る状況。ワールドカップ熱が広がる米国でのテコ入れとなるか、注目される。
↓米国でシェア拡大中のヒュンダイ、マンハッタンでは18ブロックで1台でしたが・・。
ちなみに2006年ワールドカップ広告スポンサー21社のうち、上場銘柄13社の6月末と12月末のパフォーマンスをみると、10社がプラス・リターンを達成した。わずか3社がマイナス・リターンとなっている。平均リターンは15.0%の上昇。特にマスターカードにいたってはわずかワールドカップ開催中から開催年の年末までに株価は倍増した。 さらに広告スポンサー銘柄のパフォーマンスは、ダウ平均の同期間のリターンは11.8%の上昇に水を開けている。しかし、さすが開催国なだけに、DAX指数のリターンである16.1%の上昇には届かなかった。いずれにしても、ワールドカップは開催地への経済効果だけでなく、決勝戦だけで視聴者数は3億人以上、瞬間最高では6億人を超える。世界中が熱い視線を注ぐワールドカップ、広告スポンサーにもたらす恩恵は見過ごせない。 ↓個人的には、USが決勝リーグ進出で大注目。ドノバンおっとこ前!!
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