9月が来ると、ちょっと憂うつになってしまうんです。
だって・・・だってアパートの賃貸契約の更改時期にあたるのですもの!毎年、最近は景気動向を踏まえ1年契約にしてますから、2008年から戦々恐々としちゃいます。
しかもうちの近所に住むアスタイリストの日本人から「100ドル以上も家賃が上げられちゃったから、クィーンズに引っ越しちゃった」なーんて声も聞かれてたんですよ。挙句の果てには、うちのアパートの横に住むファッション・バイヤーからも「うちのアパート、地下をレストランに改装するらしく家賃が150ドル上がっちゃったんです!」と泣きついてきたんですよね・・・。トホホ。失業率が10%近くで高止まりしていようが、NYはお構いなし!大家さんは、どんどん自分の都合で情け容赦なく吊り上げてくるのですよ・・・。
↓フツーに月ベースで家賃200ドル上昇もありえるという、恐ろしい話。
ファッション・バイヤーの彼女は、大家と掛け合おうとしたらしいのですが「If you don’t like it, then move out」だなんて、身もフタもない返事をつき返されたとか・・・。私も思い出します。あれは去年の契約更改のとき。電話で苦情を申し上げ、全米のアパート平均が下落しているデータまで持ち出したのですがなしのつぶて、暖簾に腕押し、ぬかに釘。全く取り合ってもらえなかったのです。
しかも不動産リサーチ会社レイス が7月前半に明らかにしたデータによると、全米における賃貸住宅の空室率は約30年ぶりの高水準を示現した1-3月期の8.0%から4-6月期は7.8%へ低下したのですよ。さらに大家の提示価格も前年比では0,7%下落したとはいえ、前期比では0.4%上昇していたり。借り手が実際に払う家賃である実体家賃にいたっては前期比+0.7%、前年比では横ばいだったのです・・。
レイスの調査ディレクターは実体家賃の上昇について「大家が値引きキャンペーンで借り手を引きつける必要がなくなったのだろう」とコメント。つまり単に家賃を下げなくなっただけでなく、新規の借り手あるいは契約更改した借り手に対し、1-2カ月家賃無料というおまけをつけなくなっており、結果的に上昇を招いたようです。
↓昔はこんな看板もあったりしたんでしょうが、今は昔。
特にNYでは家賃が前期比+0.6%と、2009年ベースでの5.6%の下落から上昇に転じていることで、値引きキャンペーンの終えんが見て取れますよね。
会社帰りのある日。しばらく開けていなかった郵便箱を開けると・・・。ちょっと分厚めの封筒を発見。あて先は、、間違いなく大家です!!!恐る恐る封を開き、提示価格をみると・・・・・・・・。
今年は
据え置きでした!!!!!!
ホッとひと息です~。1年契約なら据え置き、2年契約なら100ドル値上げだったんですけど、来年このアパートに住むかはまだ分かりませんし米景気にも不透明感がくすぶりますから、今回ももちろん1年契約を選択しますよ!ああああ、首の皮が一枚つながった気がします・・・。まーうちのアパート、おんぼろでこの前なんて水道メンテナンスに午後8時から午前12時まで、土曜から月曜まで断水に踏み切るようなところですからね。まー大家もその辺は良心を失ってはいなかったようです。
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あの日、あのとき、あの場所で~♪