先ごろ、米国で1994年以来はじめて大々的に実施された米国人性調査が明らかになりました。インディアナ大学が、避妊具大手メーカーのトロージャンの協賛を受けて行われたこの調査。メディアでは最近の交渉において男性の85%が女性にクライマックスを与えたと回答したこととは対照的に、女性は64%しか満足していなかったとして、男女の認識ギャップに、クローズアップしておりました。
しかし。
個人的に一番気になったのは、ティーンネージャーの性実態。米国では高校生の妊娠を描いた映画Junoが大成功を収めたように、身近な問題であります。MTVで放映され話題を独占した「16 and Pregnant」にいたっては、大ヒットのおかげで、スピンオフとして10代で母となった少女達の奮闘を描くリアリティ・ショー「Teen Mom」も女性を中心に話題を独占しております。
↓16 & PregnantからTeen Momへ変身した少女たち。
少女達の苦悩、挫折、犠牲、そして何より母となった喜びを胸に成長していく彼女たちを通じてティーンでの子育てを伝えているんですね。コマーシャルへの幕間には、こんなメッセージが。「Teen pregnancy is completely preventable」と語りかけるとともに、予防策を教育するサイトを紹介しております。
TVドラマに時間を割くことは少ない私ですが、実はこの番組だけは思わずチャンネルを合わせ、腕立て伏せしながら視聴しちゃうんですよね~。少女から大人の階段を上りつつある彼女達がベイビーだけでなく、赤ちゃんの父親、新たな恋、協力してくれるはずあるいは理解してくれるはずの両親、学校など数々の試練を乗り越えていく姿に、勇気づけられるのです。
こうしたドラマもあって、私の個人的な関心は、レポートで明らかになったティーネージャーの性の実態。今回、何が分かったかと思います??
驚くべきことに、14-17歳の性体験者のうち、最後に交渉を行った折にトロージャンのような避妊具を利用したと回答した割合は少年で80%、女性で69%に及びました。ショッキングなのはここから。実はティーンネージャーの利用率は、30代の2倍近くに当たるのですよ!!!
↓NYT紙のデータから。ご覧の結果に私もアングリです。
当然ながら30代は子作りに励む夫婦の数で激減している・・・と思うでしょう。ところがどっこい。この図を見ていただければ一目瞭然なのですが、リレーションシップにない相手との交渉で、利用率が半分に過ぎないんです。
人は年を重ねるごとに成長していく、と言いますが・・・。こんなデータをみると、どちらの年代に自己責任と相手への思いやりをもっているか、分かったものではありません。Teen Momではなく、Tornなのは安全な交渉への意欲が欠ける大人だったりして。
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