週末旅行は、都会の喧騒を離れてポートランドへ③

by • December 10, 2010 • Out & AboutComments (0)1121

おもしろいことに、ポートランドは粗食で有名なイギリスや、そしてアイルランド人の子孫が多く白人系住民が91%と圧倒的多数を占めるにも関わらず、食文化が熱いのです。メイン州の住民、英語でいうところのMainer=メイナーが鼻を高くして宣言することには、1人当たりのレストランの数、サンフランシスコに次いで全米で2番目といいます。

私が行ったときにも、食への関心度の高さをうかがえる風景をみることができました。最近できたばかりのレストランには、まだ開店前の午後5時前だというのに、黒山の人だかりが。また先日お話したように日本料理だけでなく、インド、ペルシャ、そしてキューバ料理など、各国料理がレンガの街並みに数多くたたずんでおります。

生まれも育ちも正真正銘メイナーのお友達に連れて行っていただいたレストランは、「Cinque Terre 」。ご存知ユネスコの世界遺産にも指定されている歴史と景観を誇る地に由来したお店です。ポートランドも大西洋に面することから、この名前が選ばれたようですね。

↓店内はいたってシンプルながら、2階席を用意してチンクエ・テッレの切り立つ断層をイメージ?

My Big Apple

お友達がかつて所有していたビルに建つせいか、お店からは席についてまもなくコンプリメンタリーのシャンペンを振る舞われ、スタートから粋なおもてなし。まもなく出てきた2種類のカキも、グラタン風味とビネガー添えでお口にやさしくって思わず笑みがこぼれます。またウェイトレスの女性がキュートなスマイルを小さなお顔に貼り付けたまま、どんな質問もすらすら流麗に答えてくれたのも、ナイス。バローロのボトルも勝手知った風情で断りつつデカンタに移し変えてくれて、とっても気が利いてました。

メインのお料理は、正直ロブスターの肉が小口すぎて充分な食感を味わえませんでしたが、ぷりぷりのオイスター、芳香なワイン、そしてウェイトレスさんの清々しいサービスのトリプルプレーで、大変満足できましたよ。

↓私にはソースが繊細過ぎました。見た目のボリュームの割りにロブスターが小ぶりだったのは残念!

My Big Apple

バローロとロブスターで温まった身体をもてあまし、次に行こうということで手を引かれるままに10分ほど歩きます。案内された場所は、なんと教会!と言ってもNYにもかつてのAvalonがありましたから、すぐにクラブかBARかと合点がいきました。ただお店「Grace 」の中は、迷路のようなAvalonと違って礼拝堂そのままの吹き抜けの空間が心地良いのです!!

↓ちょうどこの日は、街で開催されたXmasパレードとガチンコし、サンタさんがいっぱい!

My Big Apple

1階がやや混雑気味だったので、2階席のBARカウンターに腰を下ろします。レニー・クラビッツの名曲「Again 」の舞台となった隠微なAvalonと違って、こちらは非常に健康的なムード。柔らかな灯が全体をビロードのベールにようにやわらかく覆う屋内で傾けるカクテル・グラスから、けっして飲み物が零れ落ちることなく、皆さまお行儀よかったですよ~。

↓真っ白な壁を覆う金色の光に包まれ、ハレルヤ~☆

My Big Apple

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