家具をたずねて三千里。マンハッタンは32丁目を起点に周辺の家具屋さんをはじめ、18丁目は7ave、Broadwayをめぐった後に南下してソーホーをめぐり、縦横無尽に徘徊した後に北上したんです。午後1時にアパートを出たものの、ユニオン・スクエアを通過した頃に時計の針は午後6時半をまわっておりました。お腹がグルグルーッと大きな音をたてるはずです。
空きっ腹にさいなまれ、ハイチ系の友人のお勧めでほど近いWined up というワインバーに落ち着くことにいたしました。グルメなハイチ系のお友達のお気に入りとあって、疑問の余地もなかったんですよ。週末のラッシュアワーに待たされることなくテーブルに通され、にホッと安堵したものです。
↓インテリアもナイスで、ワインやタパスに思いを馳せます・・。
店内は割合混み合っていて、しかも妙齢の女性ばかりだったんです!!!大抵、外食が多く料理をする傾向が高いため、女性は男性より味にうるさいはず。従ってレストランで女性が大勢を占めるということは、良いレストランの証といっても過言ではないでしょう。なーんて東京で培ったアノマリーを友人に伝えて、しばし呆然。ソムリエ男性がオーダーを取りに現れたのですが・・・まるで映画ショコラ のジョニー・デップが扮するジプシーのなりそこないみたいだったんです。Flatrion周辺のワインバーとは思えない風態。しかも勧めるワインは50ドルオーバーのレンジ上限ばかり。
空腹が任せるままにメニューから私はMaine CrabとProsciutto di Parma、友人もがっつりGrilled Pork Tenderloin Medallionsをオーダーしたんですが・・・これが全て冷凍を思わせる加工食品ばかり!!!Maine Crabはメイン州の蟹という名前のもとにクラブケーキ風のアボカド添えかと思ったら、ニセ蟹肉とマグロとアボカドをはさんだなんちゃって巻き寿司!!Prosciutto ParmaはPizzettaというカテゴリーでピザ風サムシングかと思いきや、単なるミニ・ピザという悲惨さ。挙句の果てにGrilled Pork Tenderloin Medallionsはなぜかパサパサしていて、豚肉というより七面鳥みたい・・・。
↓写真をもっと貧弱にした巻き物だったんです。ワインバーとはいえこれ以下とは、酷い・・。
いくら空腹とはいえ、ろくでもないメニューに完全降伏です。ワインも苦味走ってfruityでもoakyでもなく、むしろshadyで全部空けるのも気が失せるほど(泣)。私の友人は「Whatta heck did she recommend that place??」と悪態をつく有様でした。皆様、いくら空腹とはいえ食べる前からwired up(うんざり)すること間違いないこのお店は、どうぞ避けて下さい。
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