MTAといえば、NYの大動脈。ニューヨーカー800万人のなくてはならない足でございます。週末には休止や工事で運転を変更する問題児でもあったりしますが・・。まぁ、膨大な財政赤字を踏まえると仕方ないのでしょうか。
そういえば、たまに広告では情けない注意書きを発見することも。たまに改札で、「お金を払うからMTAカードを利用させてほしい」と嘆願する人々がいますが(基本的には無料でお願いすることが多いです)、これを禁止する広告が張り出されるんですよ。1ヵ月パスの保有者が仮に1ドル受け取ってMTAカードをスワイプさせる場合、MTAにとっては1ドルの損失となるから。分かる気はしますが、なんだかどっちもどっちな気がします・・。
↓はじめて見たときは、吹き出しそうになりました。
トホホなMTAですが、値上げを断行するだけにシステムの改善も忘れません。現在は乗車するのに購入必至のMTAカードですが、ニューヨークでもようやく日本のような未来型システムが導入されることになるんです!切符あるいは定期を買う手間が省けることになるんですよ!!
ニューヨーク地元紙デイリー・ニュース によりますと、E-Zpassと呼ばれる次世代型システムは、クレジットカードやATMカードを改札でタップするだけで、乗車可能になるんです。さらに最寄の銀行だけでなく自宅からアクセスし、MTAの運賃口座を開設して管理することができるようになるそうな。
これでMTAカードをスワイプした途端に「insufficient fee」の表示が出て、居合わせた電車を乗り過ごす憂き目に遭うリスクが大いに低減します!!
もう一つの朗報は、改札でMTAカードをスワイプする必要がなくなること。クレジットカードなどでMTAの乗車料金を引き落としたくない方には、今後もMTAカードを購入していただくシステムを採用するんですけど、完全にタップ制になるんですよ。スワイプって結構面倒で、たまに読み取りできず「Please swipe again」が出てきて、混雑した改札で後続の人々をうんざりさせてしまいますから・・・個人的にはうれしい限り。MTAさん、いろいろ大変だと思いますけど、利用者に優しいサービスに努めて下さいね~。
↓23丁目には、こんなシステムが導入されていたり、最近サービスの改善が著しい。
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