「カンヌにも出品！園子温監督の『恋の罪』は主演女優3人が全裸シーンに挑戦 ！！」
なんていうヘッドライン、私が現行の貯蔵庫として扱うアメーバ・ニュース・ヘッドラインで見つけたんです。確か最近でも「あの42歳女優、全裸に挑戦！」とかいうヘッドラインも見かけたんですけど、日本の芸能関連ニュースって、女性「裸」に異常にコーフンして飛びついてる気がします。ハリウッド・ニュースですら「有名女優、全裸に挑戦して脱皮を図る！」なんて見かけませんよ。日本のメディアの鼻息の荒さ、裸に関してはピカ一ですな。
日本ほどヌードへのメディア感応度が高くない一方、アメリカでは一般市民の間での美の追求は徹底してます。体を含めた美容整形には、アメリカ美容外科協会の調査 によると2010年には約950万件に及んだといいます。統計を開始した1995年当時から、実に155％増加してるんですって。
↓別名Nip Tuck。ドラマもありましたけど、景気悪化とともに放送打ち切りを迎えた記憶が。
整形のうち美容外科は前年比9％増の160万件となりました。一番人気は豊胸手術で31万8123件。さすがBigger is Betterという言葉が流通する国ですな。以下、美容整形の人気ベスト5です。
1位 豊胸 31万8123件
2位 脂肪吸引 28万9016件
3位 まぶたの手術 15万2123件
4位 腹部整形 14万4929件
5位 乳房縮小 13万8152件
ラッパーのカニエ・ウェストの母親が手術が元で命を失う事態に陥り、メディアでも問題視されながらも脂肪吸引は2位ですか。肥満国アメリカならではの需要の高さですな。3位のまぶたの手術というのは、どこかの国を思い浮かび、ちょっぴり親近感をおぼえたり。5位の乳房縮小は、1位の裏返しでしょう。
美容整形全体のうち約8割を占める外科を伴わない美容整形も、前年比9％増加したんですよ。永遠の若さを求めお肌に関する施術が並びます。ベスト5は、以下の通り。
1位 ボトックス 243万7165件
2位 ヒアルロン酸注入 131万5121件
3位 レーザー脱毛 93万6270件
4位 しみ取りなどレーザー美肌 56万2706件
5位 ケミカル・ピーリング 49万3896件
ボトックスは30歳そこそこのキム・カーダシアンまで行っているということで、中高年女性だけでなく比較的若い層の女性の間でも人気が高まっております。
↓顔はおろか全身整形のキムさんが痩身用スニーカーでSketchers の広告塔ってイビツ・・。
アメリカ美容外科協会のフェルモント・イーブス3世会長は、結果について「経済と雇用の不透明性を嫌気し整形を先送りした患者が、カムバックを果たした」とコメント。さらに人口の多いベビーブーマー世代、その子供が美容整形の扉を叩いており、「需要は今後も継続する公算が大きい」と楽観的な見通しを明らかにしていました。
イーブス3世会長が見通しに自信をちらつかせる一つに、美容整形の9割を占める女性の間で、新たなタイプの美容外科手術の流行が挙げられるのではないでしょうか。なんと・・・・・・・アメリカ人女性の間で膣の手術 が広がりつつあるんですって！！！アメリカではブラジリアン・ワックスを嗜好する女性が増加するとともに、整形外科に密着したリアリティ・ショーDr.90210の大流行も、需要を押し上げたかと。この番組の美容外科医のデビッド・メイトロック氏、実はもともと婦人科医だったんですよね。
↓Dr.90210・・その通り、ビバリーヒルズの整形外科医のリアリティ・ショーです。
婦人科医としても、保険が適用される施術だけを行っていてもお金にならず、学生ローンを支払えない・・・ということで、ある膣美容外科学会の年次会合での参加者は、毎年20％もの急増を遂げているとか。アメリカ産婦人科学会は、安全性や実証例の少なさに加え、まともな監視機関もないことを問題視しているようですが・・・。景気の回復とともに、女性の美の探求は大いにエスカレートしているもようです。
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