ハロルド・キャンピング氏によると、2011年5月21日に大地震が発生し、地球は週末を迎えるということでした。
もちろん、それでも地球は回ってます!!
スタッテンアイランドに住み、退職金14万ドルをつぎ込んで地下鉄やバス停留所に広告を展開した元MTA職員や、ブルックリンに建つ我が家を世界の終末に備えて売却したジャマイカ系のご家族には、同情を禁じ得ませんが・・。
基本的に現実的なニューヨーカー、こんな世界終末予言を信じてるとは思ってなかったんですけど、21日現在のNY地元紙デイリー・ニュースweb版 をみると
Yes!There are too many warning signs! 18%
No That’s religious bunk! 32%
We human may kill ourselves off, but the world will keep going 50%
18%もの回答者が世界の終わりを信じたんですねえ・・・。3番目の回答が、いかにもニューヨーカーらしい。
信じられませんが、世界の終わり=キリストの再臨を控え、行動を起こした人がここにもいたのです!!
「If the world ends tomorrow, alternate side parking will be suspended」
我らがNY市長、ブルームバーグさんの言葉です。20日のラジオ・ショーで仮に世界が終末を迎える場合は市内のストリートにある時間限定パーキング・スポットをすべて無料にすると宣言したんですな。確かに世界が終了するなら、誰が駐車違反チケットを切るでしょう。ま、彼は「It can’t end until at least the Knicks win a championship again … so we got a long time」なんて皮肉も忘れませんでしたけど。
↓世界の終わりが先か、メロを有するニックスが優勝するのが先か・・Sigh。
しかし。
信じる人が多かっただけに、ストリートでも不思議な光景を見かけたものです。例えばこれ。
まるで世紀末映画のマッドマックス・サンダードーム、あるいは北斗の拳に登場しそうでしょ?世界の終焉に向け、自動車のフェンダーに装甲車並みの防御盾を装備してます!
あるいはこれ。
世界の終焉をにらみ、なんだかんだと対策を講じてたわけですな。
21日は1週間垂れこめた霧が晴れ、ようやく太陽がストリートを照らしたんです。途中でキツネの嫁入りのような雨に見舞われましたが、20度を超える気温で上々のお天気でした。
↓我が家の窓から見たマンハッタン。確かにキリストが再臨しそう??
しかしキャンピング氏が集めた寄付金700万ドル、どこにいくんですかねぇ。300万ドルは広告 として割り当ててましたけど・・。89歳で700万ドルをどう使いきるんでしょう。しかも世界が存続するなかで。個人的には、そのお金を東日本大震災の被災地、あるいは世界の終末のサインと捉えられた地震やハリケーンの災害発生地に寄付していただければ幸いです。
私の友達は、ふざけてFacebookにこんなことを書いてましたけど・・・「Hey watch out ppl say it will happen on Dec 21st 2012, you may not have to buy any Xmas presents!!」。
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