Faces Of America : Change After The Terms.
オバマ米大統領、最新の世論調査で経済政策への支持率が過去最低を更新したようにすっかりレームダックしてしまいました。中間選挙でも米上院を共和党に奪取される確率が70%近くにのぼり、世間ではすでに2年先の大統領選に視点が移る有様。投資の神様、ウォーレン・バフェット氏は早くもヒラリー前米国務長官の当選を確実視しております。
駐リビア大使など4名が殺害されたベンガジ事件、エドワード・スノーデン氏の内部告発、医療保険制度改革(オバマケア)導入時のサイト障害など、2012年9月11日から2014年初めにかけ数々の難題を経て、支持率は過去最低近くを彷徨うのみ。株価パフォーマンスと雇用でレーガン時代を超える実績を叩き出したにも関わらず、賃金格差が拡大する状況で支持層だった中低所得者からも見放されたも同然です。そのせいか、オバマ米大統領の頭はすっかりごま塩状態。47歳だった2008年大統領選当時と今とでは、大きな違いが見て取れます。
オバマさん、2008年当時から白髪だけでなく皺も増えました。
では、歴代の大統領の「顔」は年月を経てどう変わったのか。ハフィントン・ポストとボアードパンダが伝えていました。
ブッシュ前大統領(左:2001年、右:2期目2007年)、同時多発テロ事件後にイラク戦争を開始。
クリントン元大統領(左:1996年、右:退任後2001年)、ホワイトウォーター疑惑やモニカ・ルインスキー事件のほか円高政策でも有名。
ルーズベルト元大統領(左:1933年、右:4期目1945年)、世界恐慌と第2次世界大戦中のアメリカを率いつつ大戦の終結を見ずして帰らぬ人に。
リンカーン元大統領(左:1961年、右:2期目1965年)、1862年に奴隷解放宣言を公布し1865年の南北戦争勝利直後に暗殺。
そのほか、ボアードパンダではケネディ元大統領やニクソン元大統領など過去70年間で実績を残した大統領の「変貌」がみられます。2016年の米大統領選を制する者の顔には、どのような変化が現れるのでしょうか。
(カバー写真:AP、文中写真:Boredpanda)
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