ベンジャミン、有名ステーキ店でビジネスの真髄に触れる

by • August 1, 2011 • Restaurant ReviewsComments (0)6151

ステーキに縁のない私ですが、この日のランチは恩師の方に連れられベンジャミン・ステーキハウス でキマリです!これまでNYに出張でいらした数々の日本人の方々から、何度となく噂を聞きつつ、今回初めての挑戦です~。

扉の向こうの細い廊下にはさすが、約20年の歴史を誇るだけに数々の有名人の写真がところ狭し戸並んでおります。NYのステーキの名店ピーター・ルーガー から独立してスタートさせただけに、キラ星のごときコネクションも数多くお持ちだったことでしょう。それでもステーキが集中するNYで人気を保つのですから、さすがです。

実際に午後12時の予約で訪れたときには数えるほどのお客様も、気がついたらほぼ満席!!ファンダメンタル分析からファンドのリターンを話していたビジネスマンから、ご両親とお子さんと食事を楽しむ中国人夫婦まで、客層も千差万別。立派なものです。

↓米債務上限引き上げ問題でゲンナリするなか、ランチでこれだけ盛況とはアッパレ!

My Big Apple

お商売っ気も嫌味なくたっぷりで、ステキですよ。食事の際にウェイターさんから水はタップウォーターかボトルウォーターのどちらが良いか尋ねられたとき、恩師の方はbottleとbattleをかけて「Are you battling with your life?」なーんてジョークを放ったんですよ。ヒスパニック系の彼、聞き流した風に見せかけて「Bottle water, right?」なんてニンマリしてました。ははは、一本取られちゃいましたよ。さらに彼、私たちが日本人と分かると、日本語を語り始め、「アリガトウ」などといった通り一遍の日本語から「メシアガレ」まで口から飛び出す商売上手で、ビックリ!でもついつい、習慣から「Thanks」とか英語で返しちゃうんですよね。

私はランチに「プチ・フィレ・ミニョン」をオーダーです。余談ですが、mignon=ミニョンとは、お肉に使われる用語っていう認識ございませんか?はるか昔フランス人に面と向かって言われて知ったんですけど、英語に直訳するとキュートっていう意味なんですよね。高級ヒレ肉キュートってどういうこと??と首を傾げたくなりますが、要は「柔らか仕上げ」ってことらしいです。

登場したプチ・フィレ・ミニョンは、真っ白なお皿に鎮座しており、口に含むとじんわり肉汁が出てきて優しい触感。アメリカの安いステーキ肉とは格が違って、貴い味わいなんですよ~。ついてきたマッシュポテトの舌に溶け込んで、お肉との相性バッチリです!!!

↓画像が粗くて残念です・・・が、目に優しい薄紅色に触感もソフトで幸せ~♪

My Big Apple

ウェイターさんの次におもしろかったのが、私のプチ・フィrレ・ミニョンに刺さったピンクの棒。何かと思ったら、「M RARE」、ミディアムレアと書いてあってウェイターさんにどのプレートがどの焼き加減か分かるよう、印をつけているんです。こうした小さな配慮が、長くお店を続ける秘訣かもしれません。

↓じーっと目を凝らして下さい。うっすら文字が浮かび上がってきますよ~。

My Big Apple

ステーキの後、コーヒーで〆めたいあなたには、朗報です。エスプレッソ、カプチーノ、アイリッシュ・コーヒーだけではないのですよ。こちらには、なんと「メキシカン・コーヒー」、さらにはお店独自の「ベンジャミン・コーヒー」があるんです。「メキシカン・コーヒー」はテキーラが入ってるいるのかと思いきや、コーヒー・リキュールが加えられているんだとか。「ベンジャミン・コーヒー」には、ベイリーズを足しているんですって。一つのコーヒーというジャンルに、こうした目を奪われるメニューを用意するも、ビジネスの秘訣でしょうか。ステーキに舌鼓を打っただけでなく、商売の醍醐味を味わって身も心もお腹いっぱいになりました~。

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