引っ越し情報サービス提供会社リロケート・アメリカ社が、2011年版「全米で住みやすい都市ベスト10 」を発表しました。残念ながら、ニューヨークは圏外。金融規制改革法案の施行を受け、金融大手がリストラを断行する影響に加え、バカ高い家賃もあって、決して住みやすいとは言えませんものね・・。
という能書きは別として、以下がランキングです。判断基準としては1)住民のフレンドリーさ、2)経済、3)音楽シーン、4)芸術・文化--を軸に調査しています。
1位 テキサス州オースティン
→企業のヘッドオフィスが存在するほか、テキサスの音楽フェスティバルが豊富な都市。
MTVのリアル・ワールドでも登場し、若者にも人気です。
2位 ミシガン州グランドラピッズ
→有名建築家フランク・ロイド・ライトが手掛けたランドマークが光るほか、動物園とナイトライフが混在。
3位 コロラド州ボルダー
→ウィンター・スポーツから夏のアウトドアライフが満喫できる、自然都市。数あるシアターが提供するミュージカルも目玉。
4位 ノースキャロライナ州ローリー
→住民の多くがリサーチ・トライアングル・パークに勤務し、リーマン・ショック後の経済危機に耐えた都市。教育システムの高さも魅力。
5位 テキサス州ダラス
→テキサス・インスツルメンツの本社が存在するなど、ビジネスの活気に溢れる。テキサスのNYとも言える、人種・文化の多様性に溢れる都市。
6位 サウスキャロライナ州グリーンヴィル
→BMWからミシュランなど、国内外問わず製造業のオフィスが並ぶ都市。
7位 ジョージア州オーガスタ
→「引退してから住みたい都市」でも人気な、サザン・ホスピタリティ溢れる都市。環境にも優しい。
8位 アイダホ州ボイシー
→家族に優しい都市として知られ教育、住宅の値ごろ感と職の豊富さでしられる。
9位 ネブラスカ州オマハ
→農業のサポートを受けるほか、ウォーレン・バフェット氏率いる世界最大の投資持株会社バークシャー・ハサウェイの本社がある。
10位 オクラホマ州オクラホマシティ
→「新世紀の新都市」という呼称にふさわしく、NBAのチームも育つ医療、テクノロジー、そしてジャズの都市。
オクラホマ・サンダーズ、来年こそはファイナル進出がんばって!!!
ちなみに6月版の州別失業率は、と言いますと
1位 ノースダコタ州 3.2%
2位 ネブラスカ州 4.1%
3位 サウスダコタ州 4.8%
4位 ニューハンプシャー州 4.9%
5位 オクラホマ州 5.3%
6位 ヴァーモント州 5.5%
7位 ワイオミング州 5.9%
8位 アイオワ州 6.0%
8位 ヴァージニア州 6.0%
8位 ハワイ州 6.0%
11位 カンザス州6.6%
うーん、あまり被らないですね。まーノースとサウスのダコタ州をはじめ、高齢化が進む上に若い層が別の州にある都市への出て行ってしまうので、健全な低失業率とは言えませんから、いたしかたないでしょう。他には法人税率が低いという事情もあるようですが・・。ニューヨーク州はちなみに23位で8.0%です。反対に最下位はネバダ州で12.4%、50位はカリフォルニア州で11.8%。さすが、リーマン・ショック後に住宅市場の暴落が目立った州がワン・ツーを陣取ってます。49位は最近、破産申請した町をもつ全米最小のロード・アイランド州で10.8%でした。金融危機後の景気後退の爪あとは、今も根深いんですね。
Comments
BKで恒例のBBQパーティーに、景気鈍化の影をみる Next Post:
ダウ平均、下げ幅ワースト1位はやっぱりあの時