日本からいらした女性の方と雑談をしている際に、こんな質問をいただきました。
「日本では年上女性に年下男性という組み合わせがトレンドになってるんですけど、ニューヨークではどうなんですか?」
これに対し私はNYでは同じような傾向はない、と断言したんです。なぜかと申しますと、私の周囲で年上女性+年下男性で円満なリレーションシップに恵まれているカップルなんて、1組しかいないから。しかも該当したカップルの男性はフランス生まれのフランス在住の生粋フランス人で、相手の女性もトリニダード生まれですから、アメリカの傾向とは言いがたく。ニューヨーカーである男性の友人に聞いても、「年上の奥さんか彼女がいる男友達?1人もいないよ。3歳から15歳、男が年上」ですって。
でも、よくよく考えてみると、この回答は完璧な正解ではありませんでした。なぜなら、クーガーという言葉が流行し、ドラマまで誕生したんですもの!!
クーガーとは、生活に男を必要としないキャリアウーマンで、年下の男性に狙いを定めた女性を言います。ラテンアメリカのパリと呼ばれる都市に生まれた私の友人は、まさにこのタイプ。ロングアイランドには、ネプチューンというビーチ沿いに立つクラブがあるのですが、夏が到来するとピニャコラーダを片手に、6パックの腹筋を誇らしげにみせる20代の男性陣に嫣然と向かっていきます。ゆる~くカーブしたブロンドを胸元で揺らし、腰を振りながら歩く姿は、まさに円熟した果実そのもの。男性陣も、コロリと落ちるわけですよ。
ただし、恋は遠い日の花火よりも呆気なく、電光石火のごとく終焉を告げます。答えは簡単。あくまでも、Lustに駆られた情熱だけの関係だからです。
下のチャートをご覧下さい。
男性の性的欲求が20代でピークを打って30代まで高止まりした後に下降線をたどる一方、女性のピークは20代を超えて、30代で迎えます。女性と男性のピークは、ざっくり10年ずれてるわけですよ。つまり、クーガー世代の女性と男性は、ちょうど性的欲求の頂点にあるため、魅かれやすい。裏を返せば、欲求が満たされればオシマイ。新たな獲物を求め、振り返ることなく去っていってしまう傾向が高いのですよ。
こう考えると、映画セックス・アンド・ザ・シティで情欲そのものを生きるサマンサが5年のお付き合いを経て性的欲求ピークを過ぎた年下の彼氏スミスを袖にするのも、むべなるかな。
↓クーガーの中のクーガー、サマンサ様だけに見限るのも早い?
ではなぜ、彼女は家庭を築き子供を産む欲求に欠けているのか。カギは母親が彼女を産んだ年齢に潜んでいます。ディスカバリー・チャンネルか何かの番組で、こんな仮説がありました。ハエは10日しか生きないのですが、傾向として、母親が子供を産んだ年が高齢になればなるほど、子供の寿命を延ばし、かつ新たに子作りする時期が後ろ倒しになるんですって。
もちろん医療、食べ物にも関係するので一概にはいえませんが、例えば30歳で生まれた子供は、母親が子供産むまでに費やした時間が遺伝子に書き込まれるため、自分が子供を産む年齢は母親の年齢を上回る傾向が高いんですそうなんです。もちろん医療、食習慣など複合的な要因が重なりますけれど、母親が自分を産んだ年齢も、少なからず関与してるんですね。
サマンサの母親は知りませんが、私の周囲のクーガー達の母親は、当時の世相に反し確かに高齢でした。女性の皆さん、一度ご自身のお母様を振り返って、好みの男性の傾向を確かめてみて下さい~。
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