私が勤める会社は、パークアベニューのど真ん中にございます。JPモルガン・チェースのほぼ向かい側で、家賃は日本じゃ考えられないくらい、お高いんですよ。所有者は、あのブルックフィールド。そうです、「ウォール街を占拠せよ!」の舞台となった、ズコッティ・パークを保有する不動産開発会社ですね。
眼下にパークアベニュー、窓の向こうにJPモルガンやバークレイズを眺めつつ仕事しておりますと、コンコン、オフィスの扉をノックする音が聞こえたんです。同じタイミングで、フロア全体の受付を担当する女性が登場。なにやらレモンイエローの紙を持っているな、と思ったら「火曜日にクリスマス・パーティーを24階で開催しますので、ぜひいらして下さいね」とパーティーの案内を届けに来てくれたんですね。
↓アメリカ人にしては、手の込んだ案内状だったんです。
当時はスルーだったんですが、当日になって「あれ、クリスマス・パーティーって今日だっけ?」と社内で疑問が持ち上がったため、いざ案内状をチェック。ご丁寧に朱赤のリボンがデザインされた紙には、日付が・・・ない!!さすがアメリカ人、必ずこういう凡ミスがあるんですよね~。まぁ私に相通じるヌケ作っぷりなんで、むしを親近感を覚えたりしますが・・・。
恐らく今日だろうとタカをくくった20日の火曜日。予定時間の午後3時30分を10分過ぎた頃に出かけると、時間にルーズなアメリカ人なのに、すでに人の輪を築いておりました。勤務中でのパーティーとあって、少しでも早く息抜きしたかったのかしら。
↓予定時間10分経過でこれだけいれば、上等上等。この裏にもしっかりお菓子を食べている人々が。
クッキー程度しか並んでいないかと思いきや、共同キッチンのテーブルには所狭しとお菓子やプチケーキがズラリ!!!とはいえ、「まさかお酒はないでしょ~」と日本語で同僚と笑っていたら、間髪入れずに「ありますよ」との声が聞こえてきたではありませんか!ほらほら、と指を指された方向をみると、ワインのボトルはもとより、ベイリーズなどリキュールまで顔をそろえております。
↓お酒まで用意していたとは、気合い十分です!
でも、誰が飲むんだろうと首を傾げておりますと、キレイに空いている1本を発見。同じオフィスのフロアで勤務される日本人の方いわく、「そうそう、女性と誰が飲むんだろうと噂していたときに、空けちゃえ!ってことになったんですよ」とご説明を賜りました。忘年会シーズンを味わえないだけに、宴会好きな日本人がけしかけていたようです(笑)。私はお酒を一口飲むと止まらないので遠慮しましたが、心遣いには酔いしれてしまいました~。
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