スポーツ衣料メーカーで長年、王座を欲しいままにしているナイキ。近年はオサレさんが多いとされるアップル・ユーザーの取り込みをねらい、ランニングを計測するセンサー「ナイキ プラス(Nike +)」を世に送り出しました。靴底に挿入するか、iPodやiPhoneに差し込む方法で利用し、コンピューターでセンサーを移して走った距離、時間、カロリーなどを記録してグラフ化してくれる、あのスグレ物。ランナーにはたまらない逸品です。しかもバーチャルで他のユーザーと競争できるから、モーティベーションを刺激すること限りなしでしょうね~。
iPhoneユーザーには、これがおススメ。私の近所の女性が愛用するアプリケーション、「ナイキ トレーニング クラブ(Nike Training Club)」。無料のアプリです。自分の目標、レベルに沿ったワークアウトをカスタムできる、優れもの。アプリ自体がパーソナル・トレーナーなので、散財することなくシェイプアップできるのが魅力なんです。
↓画像と音声で分かりやすく解説してくれるのも、親切。
これだけではありません。
最近、私の家人を含めたワーカホリックならぬワークアウトホリックな人たちの間で人気沸騰中の製品が、こちら「ナイキ フュールバンド(Nike FuelBand)」です。アップルとのコラボで新たな境地を開拓してきた法則をそのままに、今回はアップルのアダプターでチャージできるハイパーなリストバンドでワークアウトホリックを狂喜乱舞させています。
「ナイキ フュールバンド」は、iPhoneなどに内蔵されている加速度センサーを利用し、あらゆる人体の行動を網羅します。1)カロリー、2)歩数、3)時間--の3つを記録し、1)、2)、3)を総合的にアルゴリズムを駆使して診断するのがポイント。ナイキがフュール・ポイントをはじき出すこのポイントを毎日設定し、目標達成にいそしむという仕組みなんですね。大体3000ポイントがベンチマークになるとか。健康な人なら、大抵1日で4000ポイントは超えられるといいます。ブルートゥースやウェブサイトに接続し反映することが可能なので、もちろん記録をたどることも可能なんですよ。
↓シックな黒で、スーツの袖からチラリのぞかせてもセクシー。
家人は台湾系アメリカ人のお友達からもらって、それはもうハマりまくってます。台湾系アメリカ人の男性が身長2mで体重140kgというわけで、「ナイキ フュールバンド」を買ってダイエットに励んだところ、10日で3kgの減量に成功したとか。もともとワークアウトに関心のない男性でしたけど、「ナイキ フュールバンド」のウェブサイトにキャラクターが登場したり、目標達成でLEDライトが「GOAL」と褒め称えるかのごとく点灯するので、毎日楽しくてしょーがないみたい。家人も、初めて装着したときはそれはもう年齢を忘れて大はしゃぎでした。フュール・ポイントを集めるというのが、古くはビックリマン・チョコ、あるいは遊戯王を彷彿とさせるコレクター精神を刺激するのか、男子のハートをがっちりつかんでいる模様です。
↓管理画面で、あなたのその日の総合運動量をチェック!
↓大台を達成すれば、こんなキャラクターがお祝いしてくれます~。
「ナイキ フュールバンド」のお値段は149.99ドル。しかし発売わずか1ヵ月半で、すでにEbayでの価格はニューヨーク時間の8日午後10時半の段階で、倍以上に跳ね上がっていました。人気のほどが分かっていただけますでしょうか。日本で人気に火が点くのも、時間の問題かも?ただしスタイルが女性ウケしないので、今のままでは男性のみでのブームにとどまるリスクもあったりして。
家人いわく、「Life is like a sport, you may as well track it」。日記やフェイスブックで自分の記録をキープするのも良いですが、体型管理を取り入れてもいいかもしれません。
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