ワタクシを含め住宅を保有していない方々にとって、避けては通れない壁・・・それが家賃問題。ワタクシも32丁目に住んでいた当時は1400ドルからスタートし、果てには1600ドルまで引き上げられました。とはいえ6年間で200ドルでとどまったのは、まだ序の口。以前お伝えしましたとおり、高級コンドになりますと、そもそものお値段が相当ですから値上げ幅も半端ありません。31丁目は5アべニュー付近のように立地条件に恵まれれば、契約更改1回で500ドルなんて、ザラです。
春を迎えて引越しシーズンに突入した今となっては、さらに大家に有利な状況は加速中。NY不動産大手シティハビタットの調査によると、マンハッタン3月の家賃平均は3418ドル!!!リーマン・ショック前の高値である2007年5月の3394ドルをはるかに超える跳ね上がりっぷりで、実に10年ぶりの高水準なんですよ。
↓マンハッタン、高いのは摩天楼だけではありません。
内訳はといいますと、
スタジオ(ワンルーム)=前年比3.6%上昇の1952ドル
1ベッドルーム(1LDK)=前年比6.5%上昇の2698ドル
2ベッドルーム(2LDK)=前年比6.1%上昇3817ドル
3ベッドルーム(3LDK)=前年比4.0%上昇の5060ドル
ソーホーやトライベッカなど、Jay-Zからスカーレット・ジョハンソンが愛するセレブ地域では、2ベッドルームになりますと余裕の5936ドル!!!3ベッドルームをはるか上を行く贅沢極まれりな家賃になります。
不動産ブローカーによると、家賃高騰の背景に住宅購入を手控える多くのニューヨーカーの存在が指摘されています。他の要因には、ニューヨーク大学やコロンビア大学など、高額な学費を納入できる新入生たちのリッチな懐状況を挙げていました。
ちなみにワタクシは、投資用にロングアイランド・シティにコンドを購入された国連の職員ご夫婦から個人的に借りてます。2人のお子様がいらっしゃるので、我が家だと手狭なためにワタクシたちとの契約が切れれば、別のテナントを探す予定だというご家族。もともとはアッパーウェスト・サイドにある賃貸にお住まいでした。
しかし、次男が生まれてからはブルックリンのホットスポット、ウィリアムズバーグにお宅をお買い上げしたそうです。男の子2人を育て上げるのに、少なくとも1200平方スクエアフィート(約370平方メートル)の広さを望まれた結果だとか。マンハッタンでそんな贅沢な面積、国連の職員の方々でも、手が出なかったようです・・・。
↓我が家の先に立つ国連・・通勤時間はきっと20分くらいでも、広さを重視しブルックリンを選びました。
Comments
銀行口座を持つアメリカ人、減少の裏に隠された真実 Next Post:
米雇用の情勢不透明でも、プロムパーティー向け予算は33%増☆