不思議なものですね~。ちょうどベルギー+フレンチが融合したヨーロピアン・テイスト満載のRouge Tomate の記事を読んだばっかりだったところ、家人がサプライズ・ディナーに連れて行ってくれたレストランが、まさにここ。動物の勘が働いたのかしら・・・。
60丁目と5ave近くという絶好のロケーションにあるこちら、名前の通り、フレッシュ・トマトのごとく目に鮮やかな赤をテーマにモダンの髄を利かせた店内が自慢。白を基調としているため、赤が際立つこと限りなし。サーバーの男性陣が黒でそろえているのも、赤に質感を与える黒子そのもののようです。
↓奥のテーブルは、空間に浮かぶセルのごとくフューチャリスティック。
↓地下にも続く階段の向こうには、見るものをトリコにするダイニングが広がります。
2010年にミシュランでひとつ星を獲得したJeremy Bearman氏が届けるメニューは、あなたの体内を駆け巡る血液もサラサラにしてくれるヘルシーな逸品がそろいます。1番のポイントは、バターとクリームを一切使用しないストイックなばかりの健康志向。2番目のポイントは、地元から選りすぐって使用する旬の食材。3番目に、独自の哲学に基づいた食の提供が挙げられます。レストランがフランス語で「Sanitas Per Escam=食を通じた健康」と呼ぶ認証を指し、地元の食材を食材の風味を存分に活かしつつ、栄養分をそのままお届けする調理を目指しているんです。
↓旬のトースト、真ん中の蟹肉に耽溺(左)。Sous Videでいただいたのはホロホロ鳥のお肉(右)。
Sous videとは、食材を味付けして真空パックに詰め込んだ超低温調理法でございます。全体的に熱が万遍なく通り、出来上がりは蒸し料理に近いながら、味わいはよりエレガント。上の写真右、左側に鎮座しているのが、それでございます。材料の風味と旨味を逃さない真空調理法は栄養の観点から100点満点なんでしょう・・・が、カリカリな皮が大好きなワタクシには、正直物足りなかったですね。
私が所望したウサギの肉にフォアグラを練り込んだテリーヌは、ピスタチオがアクセントが香ばしく満足でした~。サーモンよりも上品な舌触りの北極イワナは、もう昇天もの!!ジューシーなイクラとともに、ミクロサイズのライ麦パンが見事な触感を醸し出します。
↓テリーヌ好きの私には、これだけでKO(左)。北極イワナのトロトロ感には、完全白旗でした(右)。
Comments
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家賃が上昇するわけですね・・持ち家率は過去15年で最低