The NRF Expects A 4.1% Rise During Holiday Season, The Strongest Rate In 3 Years.
サンクスギビング・デー明けからのホリデー商戦、今年はまちまちな数字が飛び出したものの少なくとも3年ぶりの高い伸び率を達成すると試算されています。
全米小売業協会(NRF)によると、12月24日までのホリデー商戦売上高(オンラインを含む)は前年同期比4.1%増と6170億ドルと金額ベースで過去最高を達成する見通しです。ホリデー商戦期間が前年より1日長かった効果もあり、伸び率では2011年以来、3年ぶり高水準でした。11月初めの段階では1人当たり支出額の伸び率は過去最高を記録していましたが、詳細が待たれます。
マスターカードのスペンディング・パルス調査でのホリデー商戦売上高(自動車を除く)は5.5%増となり、ほぼ予想通りでした。
ショッパートラックが発表したクリスマス直前の土曜日にあたる12月20日、スーパー・サタデーの売上高は前年比0.5%増となりブラック・フライデーを超える売上高を叩き上げたといいます。ただし予想に反し、100億ドルの大台には届いていません。創業者のビル・マーティン氏は、結果を受けて「失業率の低下とガソリン価格の下落に加え、比較的過ごしやすい天候に恵まれ売上に貢献した。2015年にかけても、こうした流れが続くだろう」と楽観的な見解を明らかにしています。11月の売上高が5.4%増だったため、同社予想の3.8%増を超える可能性が濃厚となったので、ひと足早い勝利宣言といったところでしょうか。
悪くない数字が並んだにも関わらず、26日に小売セクターはまちまちでした。ウォルマートは0.6%高、今年のホリデー商戦で有料の「プライム」会員数が1000万人増加したと発表したアマゾンにいたっては、2.0%の大幅高を達成しています。一方でノードストロームは0.04%高にとどまりJCペニーは横ばい、メイシーズは0.3%安、コールズは0.4%安と全体的にまちまちでした。ホリデー商戦の実際値を見極めたい気持ちの表れでしょうか。
(カバー写真:COD Newsroom/Flickr)
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