The Tablet War Is On! Apple’s Stock Sank 6.4%.
アップル、本日は538.79ドルで引け。6.43%の大幅安で終了しました。
クリスマス商戦でiPhone5やiPad Miniの売れ行きが業績を押し上げる期待が高まる一方で、この下げっぷり。アップルちゃんのおかげで、本日の米株3大インデックスのうちNASDAQのみマイナスでクローズを迎えてしまいました。
何があったかと申しますと、材料は2つ。まずは、調査会社IDCが発表したレポートです。
「2012年のタブレット販売台数はiPad Miniの記録的な売れ行きを追い風に1億2230万台と、前回予想の1億1710万台から上方修正された。2013年も1億6590台から1億7240万台へ引き上げている。」
ここまで読むと、何だやっぱりアップル強いやん!と言いたくなりますよね。
問題はここから。ブルームバーグによりますと
「2016年には世界の出荷台数は2億8270万台となり、前回の2億6140万台から引き上げた。特にマイクロソフトが今年販売を開始したサーフェスが世界全体でのシェアを2012年の2.9%から10.2%以上へ大きく伸ばす見通し。」
では競合のアップルやグーグルはどうなってるんでしょ?レポートは以下のように続きます。
「グーグルのアンドロイドは2012年にシェアを42.7%へ広げ、2011年の39.8%から上昇する見通し。反対にアップルのシェアはアンドロイドに加えサーフェスの台頭で、2011年の56.3%から2012年に53.8%への低下が見込まれている。」
「2016年にサーフェスのシェアが2012年時点の約5倍も拡大する半面、アップルの市場シェアはこれまでの過半数から49.7%へ、アンドロイドも39.8%へ低下する。」
ダメ押し3連発で、アップルKOです・・。
2つ目に持ち上がった話題は、これ。証拠金の引き上げです。マーケットで駆け巡った噂どおり、決済機関CORクリアリングが証拠金を、アップル株の証拠金引き上げを決定しました。 アップルの取引集中度を考慮し、従来の30%から60%へ引き上げたんです。
競争が激化するなかで当然の帰結といえますが、ちょうどアップルはテクニカル的に二番底をつけるところでもあり、売りを誘発したのでしょう。ホリデー商戦が本格化するなか、ここから王者の貫禄をみせるか、注目です。
アップルといえば、こんなニュースも飛び込んできました。
アップルの創立者である故スティーブ・ジョブズ前最高経営責任者(CEO)の、波乱と栄光に満ちた生涯を振り返る映画「jOBS」、ジョブズ前CEOを演じる俳優アシュトン・カッチャーのイメージ写真が公開されました。こうしてみると、なかなかどうしてスティーブの面影を感じさせるアシュトン、白羽の矢が立ったのも、百歩下がれば納得できなくもないですね。
アシュトン(上)、日本ではデミ・ムーアの元ダンナという印象しかないでしょうが・・。
注目の映画「jOBS」、大御所俳優であるロバート・レッドフォードが独立系映画の発展を願い設立したサンダンス映画祭の締め括りである1月27日に、お目見えする予定です。 監督はケビン・コスナー主演、米大統領選を決める大事な一票を担った男の騒動を描く「Swing Vote(邦題:チョイス!)」で知られるジョシュア・マイケル・スターン。脚本には、オスカーを受賞した「ソーシャル・ネットワーク」に携わったアーロン・ソーキンとあって、否が応でも期待が高まりますね~。
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