モーゲージゲート前夜、パーク・アベニューであの人に遭遇!!!

by • October 23, 2010 • Out & AboutComments (0)1019

仕事だけでなく、プライベートでもとってもお世話になっているストラテジストの方が、東京からNYへ出張でいらっしゃたんですよ。以前にNYに住んでいらしたこともあってお友達が豊富な方ですから、忙しい合間を縫ってある夜にはアフターワーク・ドリンクで再会です。

場所はKimberly hotel 。今年登場したばかりのブティック・ホテルは、RooftopにあるBAR、Upstairsが有名です。NYのパノラマを360度楽しめるという、贅沢な造りになっているのですよ~。すぐ近くにそびえるエンパイア・ステート・ビルディングをはじめ、「鉄の貴婦人」ことクライスラー・ビルなどなど、NYのスカイスクレーパーを一望できます!最近では、音楽チャンネルVh1で、ホラー映画Saw 3D のキャストとのインタビューの場に使われていました。

↓輝くエントランスを通り抜けるのは、まるで夢心地?

My Big Apple

メニューにあるカクテルは、どれもオリジナルです。Miss Yoko(ちょっと違ったかな)という日本酒ベースのカクテルをはじめ、ジン、ラム、ウィスキーなどそれぞれのベースを軸にした、なかなかの逸品が顔をそろえておりました。私は久々にラムで胃袋を暖めようと、Rum Serviceをチョイス。期待通り、パンペロを使用しているのか、たしなみのあるコクが咽喉を通り過ぎ、甘さとともに奥ゆかさを感じます!!

しかし、それぞれのオリジナル・カクテル、16ドル均一だったんですよね~。トホホ、さすがホテルのBARだけあって、さすがです。嗚呼、いつになったら、こんなお値段のカクテルをすいすいオーダーできるようになるれるのかしら・・・。

ストラテジストの方をはじめ、今回初めて会う方々とも談笑を楽しみつつ、美味なるカクテルは無常にも底をついてしまい・・・。また翌日のCNBC日経の電話出演もあって、深酒は危険でしたから、2杯目の誘惑を何とか退け、断腸の思いでホテルを後にします。

↓NYの夜景を独り占め!!冬場はグラスハウスのように囲われます。

My Big Apple

夜風が頬を突き刺すほど冷たくはなかったので、50丁目からテクテク歩いて帰ることとしました。

レキシントンを南下してから、45丁目付近を右に曲がってパークアベニューに出たんです。そのまま下っていきながら、右手に改築あるいは新築中のJPモルガン・チェースビルを眺め、その圧倒的な大きさに同行の存在感

をシンクロさせます。ちょうどそのとき、オフィスビルから30代前半と思しき男女2人ともに、雑談を交わしながら銀髪の男性が現れたのです。

たまたまその顔に視点を合わせ、愕然!!!

何とJPモルガン・チェースのCEOその人、ジェイミー・ダイモン氏だったのですよ・・。威圧感を与える風でもなく、ウォールストリートの数々の危機を乗り越えた後の超然とした風情が、人となりを表しておりました。

そういえば、同社のエコノミストの方がポリュリスト系の総合サイトで糾弾を浴びた際、ダイモンさんは自ら、彼にこれまでの功績を称えつつ、今後も良い仕事続けてほしいと励ましたそうです。そんなエピソードを、身近に感じる機会となりました・・・。

↓ダイモンさん、LIFE誌で世界で最も影響のある100人に2006、2008、2009年と3回選出。

My Big Apple

とは言いながら、自らの力量をまざまざと自覚させられたり。これがCNBCの看板アンカーウーマン、マリア・バリチェロモだったら、間髪をいれずに声を掛けて単独インタビューを展開していたことでしょう。折りしも現在、モーゲージ・ゲート と呼ばれる、住宅担保ローン証券に絡む差し押さえ凍結、差し押さえ手続き詐欺問題などが頭をもたげるところでございます。せめてインタビューは無理でも、何かできればよかった・・・後悔先に立たず。自宅まで、不甲斐なさに唇を噛み締めながら歩いたことは、言うまでもありません・・・。

一世一代のチャンスをモノにできない自分を振り返ると、玉の輿には絶対乗れないんだなぁと実感します。だってローマ共和制時代、かつての独裁官スッラに声を掛けた女性は、彼の肩に落ちていた糸くずを拾いながら「私もあなたの幸運にあやかりたくって」と囁いて、まんまと妻の座を射止めたのですから・・・。

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