ギリシャ系アメリカ人も頭を抱え・・It's Greek to US!!

by • November 4, 2011 • NY TipsComments (0)826

ギリシャのパパンドレウ首相が、まさかまさかの国民投票を宣言しましたね~。日本にいらっしゃる読者の方からは、「まさにギリシャ悲劇」だなんて、うまいこと表現されてましたっけ。バークレイズ・キャピタルの表現は、今まで見たなかで、秀逸。「It is Greek to me(ちんぷんかんぷん)」・・お見事!!以下に世界がギリシャの一手に不意を突かれたかが、理解できるというものです。

世界の度肝を抜く、パパンドレウ首相の捨て身戦法を受け、いつも貴重な情報を配信して下る為替市場関係者のT様から、こんなメッセージが届きました。
「Greeks have never minded defaulting on their debts. The country defaulted in 1826, 1843, 1860 and 1893. It has been in default for half of its existence.」
→ギリシャは債務不履行なんて一度も気にしたことがない。だってギリシャは1826年にはじまり、1843年、1860年、そして1893年と(1822年のギリシャ建国してから)半分にわたる間、デフォルトしてきたんだ。
ちなみに、ギリシャ以外で同じだけデフォルトした国は、ホンジュラスとエクアドルだけだそうです。
↓ジョージさん、祖父と父も首相だったから政権維持は意地なのか。

My Big Apple

さらに笑ったのが、ウィキで調べてみた、国の標語。
Ελευθερία ή θάνατος
(ギリシャ語: 自由か死か)
東ローマ帝国時代からオスマン帝国時代まで、約1800年支配されてきたと考えると重みがあります。民主主義が誕生した国ですから、ね。でも・・自由とは責任がついて回ることも、理解していただきたいものですな。あ、ギリシャは民主主義が誕生した後、デマゴーグ(衆愚政治)が発生して分裂したんですよね。

3日の段階ではパパンドレウ首相が野党との暫定政権樹立を目指し、合意すれば国民投票の必要性はなくなると発言しました。ベニゼロス財務相も与党議員総会で「国民投票は実施しない」、と明言していましたが・・・。だったら初めっから、政治的な根回しをしておいて下さい!!

我が家があるクィーンズのロングアイランド・シティは、ギリシャ人が多く集まるアストリアまで2駅。ギリシャ正教会が立ち並ぶだけでなく、ギリシャ語が町を覆い、アメリカからギリシャを切り取ったかのような区域なんです。そんなアストリアでは、この記事 いわく、ギリシャに移り住んでいたギリシャ系アメリカ人のアメリカへの帰国ラッシュが相次いでいるそうな。またギリシャ人もアメリカに住む親戚・家族を頼り、ギリシャを後にしているんですって。
↓3月に行われるギリシャ独立記念パレードの日、アストリアは白とブルーに染まります。
My Big Apple
デモが開始してからは、家を開けることもままならないギリシャなだけに、いたしかたない事実。私の知り合いのギリシャ系アメリカ人も、金融業界に勤務するだけにギリシャが引き起こしたマーケットの大混乱をつぶさに眺めてきたことから「ユーロ圏だけでなく、世界全体をドン底に落とそうとする同胞が恥ずかしい」と歯軋りしてました。国民投票を決意したパパンドレウ首相に、頭を抱えるギリシャ系のアメリカ人住民の嘆きは、母国の方々と同じく、深いのかもしれません。

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