Facebook Addiction

あなたは、フェイスブックをやめられますか?

by • April 22, 2012 • NY TipsComments (0)1523

日本でも登録者数がうなぎのぼりのフェイスブック、ワタクシも非常に光栄なことに、日本からお世話になったストラテジストやエコノミストの方々をはじめ、トレーダーやディーラー諸氏からお友達リクエストを頂戴し、ありがたく順調に友達の輪を広げさせていただいております。日本在住の高校や大学時代の同級生、長年の飲み友達、はてには世界に散らばるお友達と指先で簡単に情報シェアできるので、いたく愛用しております。

しかし、失言や不適切な写真が原因でキャリアの妨げになったり、リレーションシップが暗礁に乗り上げるのもしばしば。以前お伝えしました ように人事部の方々や保険会社の監視員がチェックして手に入れるはずの仕事を逃したり、保険金を受け取り損ねたり、離婚の憂き目にあったり、良いことばかりではありません。

家人も、最近フェイスブックを削除しました。個人的な情報を誰もが閲覧できるウォールに書き込みしたため、彼の上司に発覚するリスクが生じたことが主因です。もうひとつは、私との大ゲンカで怒髪天を衝く勢いに任せすべてのコンタクトを断とうとして、フェイスブックのアカウントもエイヤっとばかりに削除したんですって。

仲直りしてケンカを振り返った後、ふと家人は私に尋ねました。「Can you delete your facebook account?」
私は即座にNOと答えました。前述したように、海外にいるお友達とつながる利点が理由です。

気になって周囲のニューヨーカーにも同じように質問したところ、皆無でした。ネットで調べてみると、フェイスブックに関する世論調査が意外に少ないんですよね。ようやく発見したのが、これ 。2010年5月の調査と古くて申し訳ありません・・。

↓以下、グラフ化した結果です。

My Big Apple

トップの回答は「削除する予定なし」で、45%。次いで意外な回答は「フェイスブック未経験」で19%でした。2年後の今となっては、こんな回答は化石になっていそうです。3位は「1年以内に削除する」で18%でした。「削除済み」の回答は12%程度ながら、この調査では「削除済み」+「削除予定」の回答が36%に達したそうです。日本の状況に加え、「Friends you may know(お友達候補)」の枠に今までフェイスブックに「興味なし」と豪語していたニューヨーカーの名前をみていますと、相反する結果のような気がします。

とはいえ、フェイスブックを削除すればどんな事態を招くのでしょうか?

家人いわく、削除してまもなく、片手では納まらない友人から電話やテキストで理由を問われたそうです。一部の方はフェイスブックのアカウント削除を相当深刻に捉え、家人の人生で最悪の事態に陥ったシナリオを想定していたとか。

我が家と同じく、ケンカでフェイスブック削除を思い立ったアルゼンチン人の男性の話では、妻に知らせず削除した後でさらに事態が悪化したそうな。それというのも、リレーションシップのステータスに「Married(既婚)」と記入済みだったほか、奥様のアカウントには「Married to ●●(●●さんと結婚済み)」なんて明確に表示してましたから・・・奥様の面子が木っ端微塵になったんですって。浮気疑惑の種を刈り取ろうと思ったら、火に油を注いでしまいました例ですな。

↓フェイスブックの副産物は、甘い果実とは限らないのです。

My Big Apple

こうなったらフェイスブックを始めた場合、アカウントを放置するなりまめにメンテナンスするなり、持っていたほうがいいのかも。あ、ちなみにフェイスブックを仮に削除しても、入力画面で登録していた当時のメアドとパスワードを入力すれば再起動できますのでご安心下さい。家人が証明済みです。

Comments

comments

Pin It

Related Posts

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>