President Romney And Vice President Biden? You Can Not Deny It.
合計3回の討論会でオバマ米大統領が2勝しましたが、米大統領選のデッドヒートは熾烈を極めるばかりですね。第3回の討論会後に「オバマ再選に追い風~」なんて書いた私が、前のめり過ぎでございました。わがMy Big Appleを取り上げて下さったアゴラ編集部の執筆者の方が「ロムニー氏のは失言、というほどじゃなかったと思うんだが、印象というのは怖いモンです」と書いていらっしゃるように、大風呂敷を広げすぎましたね。(ご紹介いただき、深く感謝申し上げます。)
というわけで討論会後、各情報源でのエレクトラル・カレッジ(選挙人団)予想は、以下の通り。どれほどの大激戦かが、一目瞭然です。最終コーナーが近づく今でも、勝負はもつれにもつれまくってます!
electoral-vote.comでは、281対244とオバマ優勢ですが・・。
Realclearpolitics.comでは、206対201でロムニー勝利の予感。互角は131州。
270towin.comでは、201対191でオバマが競り勝つ見通し。
ここまでの大接戦なら、エレクトラル・カレッジが538と偶数であることを踏まえると
269対269
で引き分けになってしまったアメリカ近未来予想図も、想定に描くべきなのかもしれません。仮に前代未聞の事態が発生すれば、一体何が起こるのでしょう??想像の羽根を伸ばしてみるわけでもなく、答えはABCのジャーナリストもとい、アメリカ憲法修正第12条が握っていました。
何でも、アメリカ憲法上では正副大統領が決定できない場合、選挙入れ替え後の米上院と米下院議員による投票で選任するんです。現状ではこれまで通り米上院は民主党、米下院は共和党が過半数を獲得すると見通しのところ、米大統領を投票する権利を有する米下院では共和党が多数派であるため、ロムニー米大統領が誕生するというワケ。反対に米副大統領は米上院の投票次第であるため、民主党のバイデン米副大統領を再指名されることになるんです。
仮にこんなことになれば、ねじれ国会ならぬねじれ正副大統領の誕生となる見通し。
アメリカ50州のうち規定路線の州はそのままとして、オバマ米大統領がオハイオ州、ウィスコンシン州、ニューハンプシャー州で勝利を収めても、ロムニー候補がフロリダ州、ヴァージニア州、ノースカロライナ州、アイオワ州、コロラド州、ネバダ州を獲得すれば、まさかの引き分けに終わる公算が大きいんですって。万が一にもねじれ正副大統領になれば、ソープオペラも真っ青なドラマが展開されること間違いなさそう(笑)。手に汗握る米大統領選、決戦の11月6日に勝利の女神は、どちらかに微笑むのでしょうか。
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