S&P500 Historical Data Shows Post-Election Rally..
時計の針は既に午前12時をまわり、ニューヨークも日本と同じく6日を迎えております。マーケット関係者は、米大統領選を前にモニターを眺めているだけではないでしょうか。4年に1度のビッグイベントを前に、ポジション取れないですよね~。
というわけで、こんなデータを発見したので、お届けいたします。出所は S&PキャピタルIQグローバル・マーケッツ。
1950年から2012年8月までのS&P500指数、月ごとのパフォーマンスを追ってみました。 平均で最悪のパフォーマンスを示したのは9月で、0.57%のマイナスだったんです。反対に10月から12月にかけ、リバウンドする経験則が表れています。9月の下落の後は、10-12月で平均で4.0%反発することが分かりますね。
ブラックマンデーがあった10月が最悪かと思いきや、9月なんですね。チャートの()内の数字は下落を示します。
では、肝心要の米大統領選でのS&P500の動きはというと・・。
6-8月VS9月ー12月のパフォーマンス、過去15回中11回で軍配が上がったのは9-12月。
米大統領選前という不確実性のなか、夏休みの事情もあって6-8月はやっぱり動きづらいと予想されこの結果には納得。翻って9-12月期は米大統領選のある年は勝者が判明して不透明性が払拭されるだけでなく、ホリデー商戦が待ってますから余計に買い上げやすいんでしょうね。
米大統領戦後である9-12月のパフォーマンスはというと、平均1.86%の上昇でした。通年の平均3.44%の上昇を大幅に下回ります。ただし、2008年にご注目。9月15日に発生したリーマン・ショックの影響で、32.72%もの急落を示現してますよね。2008年が全体の平均を大きく下押ししてますが、この特殊なケースを除くと4.16%の上昇を遂げており、米大統領戦後は年末までブル相場が続くことを示唆しています。
オバマ米大統領が勝利すれば、バーナンキFRB議長が12月11-12日のFOMCでオペレーション・ツィスト終了に合わせ、クリスマス・プレゼントに米国債の買取を発表する気運が高まります。年末ラリーに弾みがつきそうですね。ロムニー候補なら・・バーナンキFRB議長を再選しないと公言し緩和策にも反対してますから、ホップステップした株価がジャンプするどころか、つまずいてしまうかもしれません。
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