Equal Rights, Reality Check With US Map.
フェイスブックやツィッターで、こんなマークを見かけませんか？
これ、アメリカ最大の人権団体であるHuman Rights Campaign（HRC、人権啓発キャンペーン）のロゴに手を加えたものなんです。もともとは、紺碧を下地にレモン・イエローがまぶしいこちら。
サイズが違うのは、ダウンロード先の違いです。
血液とハートを連想させる赤とピンクのバージョンは、同性婚への支持を意味するロゴなんです。26日にかけ24時間で2万5000件の「いいね」、7万8000件の「シェア」を叩き出したというから、その関心の高さがうかがえますね～。
なぜ今、同性婚が再び話題をさらっているかと言いますと、最高裁判所が26日、同性婚を禁じたカリフォルニア州法の修正案につき2日にわたる審理を開始したから。アメリカではニューヨーク州をはじめ9州およびワシントンDCで合法化されてますが、他は制限が掛かるか、あるいは違憲という状況なんですよね。
懸案のカリフォルニア州では、2008年5月にカリフォルニア州最高裁で「同性婚を認めないのは違法」との判決が下されたんです。マサチューセッツ州に次ぎ全米で2番目に同性婚が合法化されたかと思いきや・・・一転して同年11月に異性間の婚姻関係のみを認める「修正8号」が住民投票で可決。あらためてカリフォルニア州サンフランシスコ地裁が違憲と判決を下すなど、すったもんだの末、米最高裁判所での審理と相成ったわけです。
審理開始を前に、首都ワシントンに何千人もの同性婚支持者と反対者が集結するアメリカ。では現状、同性婚はどんな状況なのでしょう？以下のようにまとめてみました。
全米マップでみた州別動向。こちらより、2013年1－3月現在の状況です。
青の9州＋首都→同性婚は合法
（ワシントンDC、ニューヨーク、マサチューセッツ、ヴァーモント、ニューハンプシャー、コネティカット、メリーランド、アイオワ、メイン、ワシントン）
緑の8州→結婚に近いユニオン制度を承認
（ロードアイランド、ニュージャージー、デルウェア、イリノイ、オレゴン、ネバダ、ハワイ、カリフォルニア※）
※カリフォルニア州は複雑で今回、最高裁が関与しています。
薄緑の2州→同性カップルに法的保護を一部承認した制度を導入
（コロラド、ウィスコンシン）
グレーの1州→ 同性結婚およびユニオンに禁止も承認なし
（ニューメキシコ）
クリームの5州→結婚が非合法
（ペンシルベニア、ウェスト・バージニア、インディアナ、ミネソタ、ワイオミング）
濃いオレンジの7州→結婚が違憲
（アリゾナ、モンタナ、テネシー、ミシシッピ、ミズーリ、カンザス、アラスカ）
赤茶の18州→結婚およびユニオン制度が違憲
（テキサス、ルイジアナ、アーカンソー、アラバマ、ジョージア、ケンタッキー、サウスカロライナ、ノースカロライナ、ヴァージニア、フロリダ、ネブラスカ、サウスダコタ、ノースダコタ、ユタ、アイダホ、ミシガン、オハイオ、オクラホマ）
リベラル派寄りか保守派寄りか、ひと目で分かりますね。まるで大統領選マップのようです。
出所：ワシントン・ポスト
個人的には同性婚、大賛成です！そもそも同性愛者に異性愛者と同等の権利を与えないことこそ、違憲でしょ。同性愛者だって税金を支払い、国民の義務を果たしてます。異性で子供を作ったって育児放棄する無責任な親も存在するんですから、同性婚を認めない方がおかしいのでは？最高裁が歴史的な判決を下すことを、心待ちにしていますよ～。
なんて考えているのは、ワタクシだけではないんです。CBSによると最新の世論調査では、何と同性婚を60％が支持しておりました。反対は、わずか35％。最高裁が国民の意見を尊重すれば、正しい答えを導きそうです！
リベラル寄りハフィントン・ポストは、支持しない民主党に恥を知れの言葉を用いて「Shame on Dem！」
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