Monster Tornado Tears Through Oklahoma.
オクラホマ州を20日、巨大竜巻が直撃しました。プラザ・タワーズ小学校をはじめ病院、家屋、あらゆる構造物をなぎ倒した結果、死亡者はNY午前11時段階で24名に及びます。
竜巻に備え、民家には地下室が備え付けと言われていますが・・。
竜巻の強さは改良藤田スケールで「EF4」、6段階のうち上から2番目にあたります。風速で約75-89メートルに相当するんですね・・。最大風速は1時間で320kmなんて、東北新幹線「はやぶさ」並みですよ!竜巻の大きさは、直径3kmですって。こんなモンスター級の竜巻が40分にわたって猛威を振るったなんて、背筋が凍りつきますね・・・。
オクラホマは、ピンクで示される「竜巻の通り道(Tornado Alley)」と呼ばれる地域にあります。
「竜巻の通り道」は、北はノースダコタ州に始まりネブラスカ州、カンザス州、オクラホマ州を挟んで南はテキサス州にまたがります。竜巻は、メキシコ湾からの湿った空気をはらんだ南風とカナダから押し寄せる寒気団が上空でぶつかる時期、春ごろを中心に頻発するんだとか。アメリカ国立気象局によると、オクラホマでは年間平均55.1件の竜巻に襲われるんですって。
月ベースでみますと、1950年から2012年までの平均で最も多い月は5月で21.4回、2位は4月で11.7回。最も少ない1月の0.3回と比較すると、その違いが際立ちますね。5月には最高で91回も竜巻が発生したといいますから、驚愕です。1999年5月3日の場合、竜巻の強さは「F5」(2007年時点まで改良版の”EF”は使用されず)と6段階中最大で、死亡者はオクラホマ州とカンザス州で46名に達しました。
今回の経済損失額はまだ計上されておりませんが、こちらによると全米ワースト3位の経済被害総額となった1999年当時の14-15億ドル(1430億-1530億円)近くに膨れ上がると指摘しております。ホワイトハウスは、20日に大規模災害宣言を発令。仮設住宅の建設をはじめ住宅修繕、保険未加入の不動産に対する被害などへの支援に役立てる計画なんですね。
NBCやウォールストリート・ジャーナルなど、各メディアはこぞって赤十字などの募金活動の窓口を紹介中。今後も政府・民間を挙げての支援活動の輪が広がることでしょう。1日も早い復興をお祈りいたします。
(カバー写真はハフィントン・ポスト経由AP通信より)
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