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米6月雇用統計、9月のQE縮小へゴーサイン

by • July 5, 2013 • Latest NewsComments (0)398

June Jobs Report Signals “Taper’” In September.

米6月雇用統計、予想外に強い内容でしたね~。

おかげで相場も独立記念日恒例の打ち上げ花火のごとく、急上昇!米国債利回りだけでなく、米株相場も舞い上がって引けました。

7月4日ともなれば、全米でお約束の打ち上げ花火。轟音をたてて花開きます。
july4th

内容を振り返ってみますと。

「米6月雇用統計・非農業部門就労者数(NFP)は前月比19.5万人増となり、市場予想の16.5万人増より強い結果となった。前月の19.5万人増(17.5万人増から上方修正)に並び、3ヵ月連続で20万人に近い水準を示す。バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が失業率が低下する増加ペースの『15万人増』も超え、2010年10月から続く増加トレンドを保った。過去2ヵ月分の修正は、7.0万人増となる。

時間当たり平均の労働賃金は、市場予想の0.2%の上昇より強い前月比0.4%上昇の24.08ドルとなった。5月の0.1%(±0%から上方修正)も上回り、2008年11月以来の高水準を示す。前年比も市場予想の1.9%を上回る2.2%。2011年7月以来の高水準だった。週当たりの平均労働時間は、市場予想および前月通り34.5時間だった。ただし製造業は雇用が減少するなか、40.9時間と前月の40.8時間から延びた。

失業率は、市場予想の7.5%より弱い7.6%。前月通りの水準を保った。労働参加率が1979年以来の低水準である4月の63.3%から上昇を続け63.5%となったことが一因。失業者数も前月比1.7万人増と2ヵ月連続で増加していた。就業者数も16.0万人増と3ヵ月連続で増加するなか、雇用率は前月の58.6%から58.7%へ上昇した。平均失業期間は前月の36.9日から35.6日へ短縮した。一方で、経済的要因でパートタイム労働を余儀なくされている失業率は前月の13.8%から14.3%も急伸。労働市場の回復を示す雇用統計のなかでの、懸念材料として残った。」

NFPは、シカゴ連銀のエバンス総裁が強い経済回復の定義「20万人増が6ヵ月程度続く」という条件をほぼ半分満たしました。失業率も7.6%と2013年見通しの7.2-7.3%へ近づいただけでなく、セントルイス連銀のブラード総裁が資産買入を縮小すべきとする「7%前半」に近づいています。米債はこうした結果を受け素直に売りで反応、米10年債利回りは冒頭のように2011年8月以来の2.7%超えにいたりました。

雇用の伸びは、着実に伸びてます。
junejobsreport

(出所:Marketwatch

結果を受け、エコノミストの反応はといいますと・・

JPモルガン・チェースのマイケル・フェローリ米主席エコノミスト

「労働参加率が2ヵ月連続で上昇し労働者が市場に戻りつつある兆候を示しただけでなく賃金も上昇し、4-6月期の雇用は回復モメンタムを維持していることを確認した。従って、資産買入の縮小時期を12月から9月へ変更する。」

ゴールドマン・サックスのジャン・ハチウス主席エコノミスト

「過去分の上方修正も含め、米6月雇用統計は好結果だった。賃金の上昇も確認したほか、失業率は5月から横ばいだったとはいえ労働参加率の改善が背景にあり、Fedは12月ではなく9月に資産買入縮小に着手するだろう。」

ムーディーズ・アナリティックスのマーク・ザンディ主席エコノミスト

「NFPが20万人を超える水準が続くと、量的緩和(QE)の縮小および出口政策の開始が前倒しされよう。利上げ時期も2015年夏ではなく2015年春になる公算が大きい。出口が視野に入ってくると、米債利回りの上昇は必至。米10年債利回りが2.75%に到達すれば住宅30年ローン金利は5%の壁を突破するはずで、住宅市場への打撃が懸念される。とはいえ、様子見を決め込んだ潜在的な買い手が購入に踏み切る決定打にもなりえ、悪いことばかりではない」

QE縮小は9月で既定路線へ、利上げも時期の前倒しも意識されるという判断なんですね。

JPモルガン・チェースのフェローリ氏は、こんな指摘も忘れませんでした。

「4-6月期の時間当たり賃金は2.1%増と1-3月期の2.4%増を下回り、労働所得も1-3月期の6.2%増から4.4%増に鈍化した。4-6月期国内総生産(GDP)が2%付近だったとすると、企業収益は横ばいから小幅減になると試算できる。」

折りしも週明け8日からは、決算シーズンの到来を告げるアルコアの業績発表を予定します。米債利回りと業績動向を両にらみとあって、週明けは上値が重くなったりして。ブルームバーグによると、S&P500を構成する企業の4-6月期1株当たり利益伸び率は1.8%増と四半期入り当時の6.2%増から大幅に下方修正されていましたし、いったん内容を見極めに入る場合も想定しておきたいところです。6月30日以来の高値をつけた達成感もありますし、トレンドラインがある15250ドル付近には一目均衡表の雲の上限が控えますしね・・。

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