This Is How Kids React To Interracial Cheerios Commercial .
ゼネラル・ミルズのシリアル「チリオーズ」のコマーシャルを覚えていらっしゃるでしょうか。3歳くらいの黒人と白人のハーフの女の子が、白人の母親からチリオーズが心臓に良いというお墨付きを受け、昼寝している黒人の父親の左胸にふりかけるという、あのCMです。異人種間の家族を公共の電波に流すとは不適切だとして全米から非難が殺到し、放映中止に迫られた問題の広告ですね。ユーチューブでは見るに耐えない批判が相次ぎ、コメント欄を閉鎖せざるをえなくなったりしました。
あのCMを子供がみたら、どうなるんでしょう?ファイン・ブロズ・プロダクションが答えをユーチューブに更新してくれています。
例のように、カバー写真にある画面をクリックしてみて下さい。
7歳から13歳までの白人、黒人、アジア人、混血の子供たちが12人登場し、まずはCMの感想を述べてくれます。CMの第一印象は、載せられたシリアルに気づいて昼寝から目覚める父親というオチを見て、一同「おもしろーい(funny)!」。ネガティブな反応は一切見受けられません。家族をどう思う?といった質問にも、「フツーだよね(normal)」と答えております。父親が黒人で母親が悪人でも?と聞かれても、怪訝な顔すら浮かべません。
質問者がようやく、異人種の夫婦とその子供という構成が不適切だと批判を浴び放映中止を余儀なくされたと種明かしすると、一様に信じられないという表情を顔いっぱいに広げる子供たち。
人種差別に対する意見を聞いてみましょう。
オリビア 12歳「そんなのメチャクチャじゃない!?・・人間は肌の色や宗教とか違うということで判断されちゃいけないわ」
ディラン 11歳 「僕らは文字通り同じ人間でしょ、身体の下は内臓と心臓があるだけで・・この国は何の下にあるんだっけ、えっと・・Eで始める・・そう、Equality(平等)!」
ジェイク 11歳 「マーティン・ルーサー・ジュニアが問題を指摘して、直した(fixed)んだと思ってた」
子供ながらに侮れません。率直な意見が並ぶだけではなく、歴史を紐解きながら人種差別の愚を痛烈に皮肉っています。だんだんヒートアップして政治家さながらの演説を展開する小学生や、涙を流す少女も見受けられました。
ユーチューブでの評価をみてみましょう。
動画の再生回数は日本時間の17日午前11時20分(NY時間16日午後10時20分)時点で、191万2104件。「支持する」は7万4063件、「支持しない」は1880件でした。
ビデオに出演した子供たちがどこで、どのように生まれ育ち、どのように出演が決まったかは分かりません。ひとつ言えるのは、生まれたばかりの赤ちゃんに、人種差別という概念は宿っていないということです。
最後に、ビデオに出演した子供のこんな言葉で締め括らせて下さい。
「Love is love.」
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