Latest Social Network That Obama And Teens Are Into.
バロンズ誌をはじめ、ソーシャルネットワークに「バブル」の言葉がつきまといつつある今日この頃。メディア、企業、セレブ、大人から子供まで、コミュニケーションから広告のツールとして幅広く活用し、存在感を日に日に増しているのも事実です。
Less is more(過ぎたるは及ばざるがごとし)を体現するヴァインこそ、急速に浸透しているSNSのひとつ。オバマ大統領が15日に初めて使ったことでも話題になったこちら、2012年6月に産声を上げて早々ツイッターが同年10月に買収したんです。2013年1月24日から全米でサービスを開始した後、普及するのに時間はかからなかった。ユーザー数は8月時点で4000万人を数え、デビューからわずか2ヵ月で3倍増を遂げたといいます。
中国を除く世界における10代の利用者数をみると、その浸透力には目を見張るものがあります。2013年の1-3月期と7-9月期を比較した利用者の増加率で、ヴァインは639%増と堂々2位なんですね。
(出所 : Forbes)
もうひとつ、SNSの風雲児こそスナップチャット。スマートフォン上のアプリで、撮影した画像あるいはビデオに文章や絵を加えて配信者が設定した相手先にだけ送信することができるんです。
スナップチャットの魅力は、それだけではありません。最大の武器は、配信者が設定した秒数で消去ができること。11月現在では1-10秒の間で選べるんです。
2011年9月にサービスを開始してからユーザー数は1億人を突破しており、1日当たりの投稿数は6月の2億枚から9月には3億5000万枚へ急増しているんです。ユーザーを年齢別に切り取ると30-49歳が5%、50-64歳は3%に過ぎない半面、18-29歳は26%と断トツ。18歳以下が大半を占めている可能性も、うかがえますね。10代がフェイスブックからの乗り換え先の1つにスナップチャットを利用しているといっても、過言ではないでしょう。
スナップチャット(上)とFB傘下のインスタグラム(下)、利用者における年齢層の割合。30歳以上の利用者の少なさがスナップチャットのポイントです。
(出所 : Marketing Charts)
ではなぜ、スナップチャットに人気が集まるのか。
年齢別で見た利用者数をみれば、答えは簡単。親の監視が監視し切れないからです。
ピュー・リサーチ・センターの調査を見ると、10代のインターネット利用者のうちフェイスブック・ユーザーは2013年に93%でした。12年の94%から、わずかながら減っているんです。
(出所:Marketing Land)
10代がフェイスブックを開始する場合、親が利用を許可する条件に自分も子供のネットワークに加わり目を光らせている場合が多い。従って、たとえフェイスブック内でカテゴリーを作って親を排除しても「いいね」や友達のコメントを通じ、自分の見られたくない投稿がバレてしまう確率が高いんです。
その点、スナップチャットは数秒で消失するためどんな投稿でも親の目が届かないというワケ。私の友人のIT関係者も、「娘がフェイスブックを脱退したと思ったら、親の目を盗んでスナップチャットをやっていた」とボヤいてましたよ。嘆くには、理由があります。10代の間でSexting=セクスティング、いわゆる性的なメッセージをはじめ画像、ビデオのやりとりが簡単になるだけでなく、イジメの温床となるリスクが高いんです。多感な10代の保護者にとっては、放置できないアプリなんですね。
フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)にとっはて、10代が夢中のスナップチャットこそ咽喉から手が出るほど欲しいアプリ。過去に30億ドルの買収案を提示したのも、ナットクです。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙によるとフェイスブックの提案を蹴ったスナップチャットには、グーグルや中国のテンセントも名乗りを挙げそう。今後の買収合戦に、熱い視線が集まります。
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