Oh Snap! Obama’s Disapproval Rate Hits Record High.
オバマ米大統領は支持率の低下にあえぐなか、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙/NBCが12月4-8日に共同で1000人に実施した世論調査で、不支持率が54%と就任以来で過去最悪を更新しました。医療保険制度改革の柱となる個人向け医療保険の義務付けを2014年に控え、医療保険の購入サイトの障害が痛手となったことは言うまでもありません。
WSJ紙によると、特に若い世代で失望を招いています。18-34歳のミレニアル層の不支持率は49%と、ほぼ半数に達しました。10月後半時点から、3%ポイント昇しています。支持率はといいますと45%で、過去最低を更新しました。
オバマさんの支持率はというと、43%。政府機関の再開から約1週間後の10月25-28日時点に示現した統計開始以来で最低となる42%で底打ちを確認しつつも、低迷を続けています。
特に、経済政策の舵取りに対する支持率低下が激しい。前回9月時点の45%から39%へ沈み、2011年8月時点の37%に接近しました。当時は債務上限引き上げ交渉がこう着し格付け会社S&Pによる格下げを招いた結果、過去最低を記録していたんですよね。支持率も58%と、11年8月の59%以来の最悪となりました。
デンマークのトーニング=シュミット首相、キャメロン英首相と故マンデラ大統領の国葬で自撮りしている姿が撮影され、キューバのカストロ議長との握手も物議を醸しており、オバマ米大統領は自身でエラーを頻発中。不支持率、次回も過去最悪を更新してもおかしくありませんね。
厳粛なミシェル夫人の表情と対照的に、3バカ大将のごときはしゃぎっぷりはイタかった。
(出所 : AFP)
翻って、共和党と民主党の支持率に目を移してみましょう。(前回の数字は、10月25-28日分)
▽共和党
支持率→26%(前回22%) 不支持率51%(前回53%) 中立22%(前回24%)
▽民主党
支持率→36%(前回37%) 不支持率44%(前回40%) 中立19%(前回21%)
オバマ米大統領の失点が効いて、共和党が巻き返しをみせています。民主党はとばっちりを受け、わずかながら前回より振るわない結果となっていました。
超党派の特別委員会が合意した2年間の予算案につき、米下院は13日の休会前に、米上院は来週に採決を行う見通しです。オバマ米大統領は米両院が可決すれば署名すると表明し、ベイナー米下院議長(オハイオ州、共和党)は反対勢力を押さえ可決すると予想しており、順風満帆にみえますね。ただ歳出削減が控えめで共和党の保守派が反対し、緊急失業保険を含まないためペロシ米下院議長(カリフォルニア州、民主党)は不服気味。米債務上限に達する2月7日までには引き上げ交渉を再開させねばならず一難去ってまた一難で、世論は方向性は定まりそうにありません。2009年の例もあって、一概に信用できない部分もありますしね。
(カバー写真 : Independent)
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