Better Earnings Supported Market Rebound, Still Strong Dollar Concerns.
ダウ平均 15848.61 +109.82 +0.70%
S&P500 1794.03 +19.83 +1.12 %
NASDAQ 4123.13 +71.69 +1.77%
出来高 8210万枚 前日1億960万枚 10日移動平均 1億580万枚
ダウ平均は30日に反発。米10-12月期国内総生産(GDP)速報値が予想と一致し景気が巡航速度で回復したことを確認し、買いが先行した。前日のフェイスブックや寄り前のビザといった決算も後押しし、緩やかに上昇カーブを描き、NY正午すぐに一時168.74ドル高の15907.53ドルまで上昇。もっとも75日移動平均線(15960ドル付近)と前日高値を手前に頭打ちとなり、徐々に上げ幅を縮め15850ドル台で取引を終えた。S&P500とNASDAQも反発。S&P500は引け値ベースで75日移動平均線に並んで引けつつ、ザラ場では一時1798.77pへ上昇も約1週間ぶりの1800pに届かなかった。NASDAQはクリアに50日移動平均線を超え、終値ベースでは約1週間ぶりに4100pを確保した。
なお恐怖指数の異名をもつVIX指数は前日比2.9%低下の16.85で引け、2013年10月8日の高値21.34を下回る推移を保った。
というわけで、ニューヨーク市場はリスク回避モードが後退しました。米10—12月期GDP速報値が予想通りだったほか、好決算がショートカバーを誘い、ダウ平均は100ドル以上の反発を遂げています。
決算といえば、ルー米財務長官が円安けん制を発した16日と天と地の違いをみせつけています。S&P500構成銘柄で30日までに決算発表を行った企業のうちアナリスト予想を上回ったのは79.5%と、ヒストリカル平均の63%を大いに上回っていました。
ホッと安心したくなりますが、決算内容に基づくと見通しはバラ色といえません。
本日決算発表を行った企業の見通しをみると。
▽ビザ
2014年については、「営業収益で10-14%増」
▽ファイザー
米製薬大手ファイザーが28日寄り前に発表した2013年10-12月期(第4四半期)決算で、純利益は前年同期比59%減の25億7000万ドルだった。売上高は2%減の136億ドルと、市場予想の133億7000万ドルより強い。アナリスト予想平均を上回りつつ、ドル高に伴う為替差損により売上の3分の2を米国外に依存するな
▽アップル
ドコモの発売開始を支えに日本でのiPhone販売台数は40%増だったものの、決算発表後のカンファレンス・コールでピーター・オッペンハイマー最高財務責任者(CFO)は為替差損で売上の伸びが削られたと説明した。
その他IBMや3M、P&Gなども次々にドル高による売上下押し圧力を指摘していたんですよ。
海をまたいでも、為替差損が心配されています。
独投資銀行バーダー・バンクのアナリストであるボルカー・
決算動向をみると、やっぱり今年はボラティリティの高い相場が続きそうです。1月アノマリーをみても、安穏としてられません。
(カバー写真 : Reuters)
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