Consumer Reports 2014 Top Pick Goes to..
テスラが、新たな栄誉に輝きました。
コンシューマー・レポートが110万人の意見を元に選んだ2014年版「総合最優秀賞」に、「モデルS」を選出したのです! 1)パフォーマンス、2)信頼性、3)安全性——の条件でレクサス以来の高い評価を与えた同車には、以下のような賞賛を送っています。
「俊敏な発進時の加速、正確かつキレのあるハンドリング、なめらかな走り心地はさることながら、イノベーションの髄を尽くしたテクノロジーは圧巻だ。17インチのタッチスクリーンで制御し、ほとんどキーの必要性がないのも魅力。インターネットを完備し、さながらコンピューターと自動車との融合した未来のクルマを垣間見せてくれる。二酸化炭素を排出しないクリーンな走りは静謐そのもの。テスラ独自の充電機が5時間チャージで225マイル(362km、東京から名古屋間に相当)の走行距離を可能にさせ、値が張るものの電気自動車として最も扱いやすく実用的だ。」
コンシューマー・レポートは2013年に実施した路上走行テスト結果でも100点中99点を与えていただけに、テスラにご執心のようです。
内部にも、究極のモダンが香り立つ。
(出所 : pluginamerica)
手放しの内容に、株価はアップサイドへ急発進し13.9%高の248ドルと上場来の最高値を更新して引けました。さらに日経新聞オンラインが「テスラ、パナソニックと専用電池の大規模工場」とのヘッドラインを掲げ、モルガン・スタンレーのアナリストが目標株価を従来の153ドルから320ドルへ引き上げ、追い風が吹きました。MSのアナリスト、アダム・ジョナス氏は「ギガファクトリー」を成功のカギと位置づけており、電池コストの低下によりシェアは現時点から2倍の1%へ引き上げられると予想。自動車業界だけでなく、電力業界にも新風を巻き起こす見通しだといいます。テスラの株主であり、リチウムイオン電池の供給源であるパナソニックと米国で電池工場を建設するというニュースは、アップルとの関係を意識しつつ期待を多いに膨らませたことでしょう。
「モデルS」はさておき、以下はカテゴリー別での最優秀賞に選ばれたブランドです。価格は、調査対象となったモデルを表しています。
小型SUV
「スバル・フォレスター」$26,814(274万円)
中型SUV
「ヒュンダイ・サンタフェ」$36,290(377万円)
中型セダン
「ホンダ・アコード」 $23,270(237万円)
小型車
「スバル・インプレッツァ」 セダン $21,345(218万円) ハッチバック $22,345(228万円)
ミニバン
「ホンダ・オデッセイ」 $36,830(376万円)
エコカー
「トヨタ・プリウス」 $26,750(273万円)
ピックアップ・トラック
「クライスラー・ラム 1500」$42,810(437万円)
高級車
「アウディ A6」$56,295(574万円)
スポーツ・セダン
「BMW 328i」$43,195(441万円)
では、自動車ブランド別のランキングはというと・・・。
はい、トップはお馴染みレクサス。リコール問題もなんのその、その安定した乗り心地と安全神話は不滅です。また日本車ブランドとしては、上位10位のうち7つを占めており底力を感じさせますね。反対に最下位は、フォードとクライスラーのジープ。フォード株価は、結果を受けて0.03%安とわずかながら下落して取引を終えていました。
(カバー写真 : dailygadgetry)
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