When A Man Loves A Woman : How Much Make-up Is Enough?
狙った相手を落とすには、いつの時代も多少のテクニックが必要。女性が頼りにする武器のひとつは、容貌を彩るお化粧でしょう。
21歳の麗しき女子大生が、女性向け情報サイトのバッスルで化粧についての興味深い実験を報告していました。ブリントン・パーカーちゃんは、1週間にわたりノーメイク、普通メイク、厚化粧の3タイプでどれだけ人の反応が変わってくるかを試験。その後、一歩進めて男性に的を絞りメイクごとの男性ウケを探りました。フル活用したのは、アメリカで大人気のお手軽出会い系アプリ「ティンダー」です。
「ティンダー」の仕組みは、いたって簡単。ユーザー設定を通じ1）表示対象、2）自分の居場所との距離——を決めます。設定をパスした顔写真を閲覧するなかで気に入った相手に右スワイプすれば相手に自分の気持ちが伝わり、相手も気に入れば見事マッチング成功となります。フェイスブックとも連携しているのがポイント。あまりにイージーなので、セフレ探しアプリとの異名を持ちます。
実験にあたり、ブリントンちゃんは自身のプロフィールを以下の条件でティンダーに公開しました。
・フェイスブックで「いいね！」をクリックした項目（主にドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」関連）
・年齢とファーストネーム
・ノーメイク、普通メイク、厚化粧別に合わせた4枚の写真
・キャッチフレーズ “私って信じらんないくらい恵まれてて、ぶっ飛んじゃう！（I am so ridiculously blessed, it blows my mind！”
ティンダーで右スワイプした100人を対象に反応を見る実験で、条件は1）男性のみ、2）50マイル（80.5km）以内、3）21歳—35歳——に制限しております。
では、気になる結果をみてみましょう。
▽ノーメイク
マッチング数 100／100
返信数 28／100
年齢別の返信率
・21-23歳 45%
・24-26歳 28%
・27-30歳 19％
・31-33歳 4%
・34-35歳 4%
▽普通のメ—ク
マッチング数 100／100
返信数 48／100
年齢別の返信率
・21-23歳 32%
・24-26歳 29%
・27-30歳 25%
・31-33歳 9%
・34-35歳 5%
▽厚化粧
マッチング数 85／100
返信数 52／100
年齢別の返信率
・21-23歳 38%
・24-26歳 29%
・27-30: 25%
・31-33歳 6%
・34-35歳 2%
ブリントンちゃんは、結果を受けて「厚化粧より素顔の写真により多くの男性が群がってビックリしちゃった！」と反応していますが（マッチング数だとノーメイクは100％に対し厚化粧は85％）、最も彼女を驚かせたのは別の事実でした。素顔の写真には、まず「友達から」路線で攻めて来る男性が多かった半面、厚化粧の写真には積極的にコトを進めるアプローチで迫ってきたといいます。男性は化粧の濃さで、セクシュアル・バイオレット度を推測しているんですね。
思い起こせばスタイリストでバービードールのような美人な筆者の友人も、出会い系サイトで知り合った男性との最初のデート後に「『どっちのアパートにする？』って聞いてきたのよ！信じられない！！」と憤懣やるかたなしの様子でした。見た目と化粧があらぬ勘違いを招いたようです。
個人的に興味深かった点は、
1）34−35歳の男性は全てのメイクに総じて反応薄、特に厚化粧はアウト
→アメリカ人男性は、若い女性に関心が高いというわけでもないんですね。そういえば、34歳の金融マンいわく「30代の女性の方が責任感があって自立していて、何より価値観が近い」なんて言ってましたっけ。
2）30代男性は、普通メイクがお好き
→アメリカ人男性の30代は、やり過ぎも放りっぱなしもダメ。適度なメイクで女らしさをアピールして欲しいようです。30—35歳の男性の場合、普通メイクの写真の返信率が14％とトップ、ノーメイクと厚化粧はそれぞれ8％でした。
3）若い男性は、薄化粧が好き
→21−23歳で最も人気が高かった写真は、ノーメイクが断トツで45％。学生らしく、化粧っ気のない顔だと威圧感がなくて良いのでしょうか。
男性が恋に落ちる取っ掛かりには、化粧が色濃く影響してくるんですねぇ。ひとつ気になる点は、都市別で男性の好みは変わらないのか？ファッショナブルな女性が多いニューヨークと、2012年にデートに最適な都市ナンバーワンだったジョージア州アトランタとでは、好みに違いが生じてもおかしくない気がいたします。
（カバー写真 : Bustle）
Comments
S&P500が一時2000p突破、1000p超えからのベスト・ワースト銘柄は？ Next Post:
米６月住宅価格指数、鈍化トレンドを確認
about the author: Sawako
