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米7月S&P/ケースシラー住宅価格指数、引き続き鈍化

by • September 30, 2014 • Latest NewsComments Off1582

House Price Index Appreciation Slows Further In July.

米7月S&P/ケースシラー住宅価格指数(季節調整前、20都市別)は前年同月比6.75%上昇の173.34となり、市場予想の7.4%より弱い結果となった。2年2ヵ月連続でプラス圏を保ちつつ、伸び率は前月の8.07%を下回り、13年2月以来の10%割れを維持。季節調整済みの前月比は0.50%の低下と、市場予想の±0%より弱い。6月の0.29%の低下(0.20%から下方修正)を含め、3ヵ月連続でマイナスとなる。

季節調整済みでは、前月比で15都市が低下。6月の14都市から減少した。6月に続きミネソタ州ミネアポリスが1.62%の低下と最も下げ幅が大きい。イリノイ州シカゴが次いで1.58%の低下、前月にワースト2位だったミシガン州デトロイトも1.12%の低下を示す。一方で上昇率トップは前月に続きネバダ州ラスベガスで0.30%、2位はテキサス州ダラスで0.16%、3位はノースカロライナ州シャーロットで0.07%だった。

以上、発表元のS&Pダウ・ジョーンズ・インデシーズのデビッド・ビルザー会長は結果に対し「住宅価格の鈍化はその他の住宅指標と整合的」と指摘。その上でS&P/ケースシラー住宅価格指数が網羅してない「米8月新築住宅販売件数は足元のトレンドに反する歓迎すべき内容だった」とし、価格鈍化が懸念すべきマーケットの減速を意味しない可能性を示唆した。

(カバー写真:Bostonreview)

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